【 仕入れ担当 中村より 】
織物を生み出すという事において
これほどの理念を掲げ、実現されてる機屋さんは無いでしょう…
ご存知、西陣屈指の名門『桝屋高尾』。
今回ご紹介致しますのは、永い歴史に培われた確かな伝統の意匠美と
それを今に再現する本物の匠の技の結晶。
桝屋高尾の代名詞とも言うべきねん金綴錦、
今回は今までご紹介のなかった新しいタイプの逸品でございます。
夏用綿芯を入れて夏・単衣に、通常綿芯を入れて袷・単衣にご活用いただけます。
どうぞお見逃しないようご覧くださいませ。
【 お色柄 】
白と銀を基調に、
水色やピンクなどの爽やかな彩りが絶妙に移りかわり、
四神模様がさりげない表情のなかにも豊かな奥行きを演出してくれます。
裏地はすっきりとシンプルに、
霞段をあらわした潔い仕上がり。
研ぎ澄まされ、洗練された美、最高の着こなしやすさ。
仰々しくない確かな上質を、ぜひお手元でご鑑賞くださいませ。
【 桝屋高尾 ねん金綴錦について 】
尾張徳川家に伝来し、現在徳川美術館保管の裂(きれ)は、
多数の名物裂を含み総数約650件にのぼります。
この中には金襴、緞子、間道などとともに
「ねん金」と称される撚り金糸を用いた明時代の裂が6件含まれています。
「大牡丹唐草文」「紗綾形文」「八角繋文」などの紋様に混じって、
無地ねん金も1件(7裂)含まれています。
ねん金のなかでも無地ねん金は珍品で、伝世品の少ない作品です。
ざんぐりとして立体感があり、奥行きと深みを感じさせる裂です。
その貴重な裂を名物裂の複製に力を注ぎ、
植物染めの研究にも努力している京都名門の織屋・桝屋高尾、
高尾弘氏が無地ねん金の緯糸を再現して撚金綴錦袋帯を完成しました。
(特許であり、徳川美術館の署名で複製を禁じられております)
2016年3月、その高尾弘氏を継承する高尾朱子さんによ
る新作発表会が京都にて行われました。
(この会よりの織り上げのお品にはタレ先に従来の
「弘」ではなく、「桝源」と織り込まれます。)
絹80%以上 指定外繊維(和紙)・ポリエステル20%未満
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No277 桝屋高尾謹製
おすすめの帯芯:綿芯
六通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 夏芯を入れて夏・単衣、通常芯を入れて袷・単衣
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆あわせる着物 留袖、訪問着、付下げ、色無地など
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