商品番号:1504399
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
布地自身がそよ風と一体化するかのような、
ひんやりと繊細な、琉球王府の夏の美しき絹衣。
通常の花織よりも流通量が少ない希少品、
花絽織の逸品をご紹介いたします。
遠目には本当にシンプルに見える布地。
お色の一切は排し、あくまでも織り技法だけによる趣向。
ですが近づきますと、どれほど凝った織物であるか思わず息をのむほどのもの。
ぜひともお手元にてご覧いただきたく思います。
【 お色柄 】
ふうわりとほのかな光沢をはらむ…黒色を基調とした地。
実に繊細な表情で透かし織りがあらわされて…
透明感のあるスタイリッシュな着姿を演出する、
さりげなくも美しいひと品に仕上がりました。
さすがは暑い土地のお召しものだけあって、
目にも肌にも、最高の着心地を楽しませてくれます。
高度な技を要する、珠玉の織。
着ているのを忘れてしまうほどの、軽やかな仕上がり。
なぜここまでに私たちの心を揺さぶるのか…
その答えは、皆様にみつけていただければと願っております。
心を込めて、お届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 南風原花織について 】
黄金南風の平和郷、南風原(はえばる)。
首里王府の直轄地として、また南部地域の交通の要所として発展してきました。
中国との交易でこの地に絣文化がもたらされたのは、今から600年も前のこと。
以来南風原は琉球絣の産地として栄え…
琉球絣のみならず、日本の絣の発祥地とも言われております。
シャーラ、トントン。
家々から聴こえてくる機織りの音。
眼下にさとうきび畑や赤瓦の家並みが広がり、
敷き詰められているのは、花織特有の美しい浮織で表現された意匠。
家並みの中を縫うスージグァー(狭い路地)は、網の目のように広がって…
心が奥底から開放される優しい情景の中、南風原の花織は生み出されます。
どんなにもつれた糸でも解きほぐす位の忍耐と辛抱強さ。
花織の織り手さんには、心の強さがございます。
沖縄人の強くあたたかな精神とともに…
美しいく花開いた布を、豊かな心で楽しみたく思います。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当付き
身丈(背より) | 159.5cm (適応身長164.5cm~154.5cm) (4尺2寸1分) |
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裄丈 | 69.5cm(1尺8寸3分) |
袖巾 | 36cm(0尺9寸5分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣・盛夏(5月下旬~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お出かけ、お食事など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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