商品番号:1502942
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
こちらのお品は、珍しい龍村平蔵製の丸帯…
探されても市場には出回っておりませんので、
お値段の付けようのないほど高価なお品であることは間違いございません!
希少価値、お柄、加工、センス、
工芸品としての価値などすべてを含め究極の逸品でございます!
お目に留まりましたら何卒お見逃しなきようお願い申し上げます。
【 お色柄 】
織物の地色を、二色または数色を縦に区画して縞目に表すのを長斑といい、
錦でこの配色のものを長斑錦と呼んでおります。
原品は正倉院御物の御軾裂ですが、それに些か構図に新しい工夫をこらし、
組織を経錦にかえて原品の味わいをそのままに織り出しました。
しっとりと深みのある赤茶色や深緑、辛子などの間道模様に、
双鳥と華文がしなやかに織り上げられています。
龍村独特の色使いと大胆な意匠の根源を垣間見ることができることと存じます。
独特の緻密で大胆な、歴史に残る卓抜した芸術美は本当に見事です。
終生ご愛用いただける作品として、また、貴重なコレクションのおひとつとして、
どうぞ大切にご着用くださいませ!
龍村の美の心をどうぞ心ゆくまでご堪能くださいませ。
本物志向の方にお届けいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 初代・龍村平蔵(号・光波)について 】
染織工芸作家
伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と
革新的な技法の習得により新境地を切り開いた名匠。
奈良県の正倉院に収蔵されている正倉院裂の
復元の第一人者。
生涯で70種もの日本の宝物の復元に成功した。
【 経歴 】
1876年に大阪の両替屋の豪商の家に生まれる。
16歳のときに祖父が死去し、それを機に家業を継ぐ。
1894年には18歳で織元として独立、その後1906年に
京都で龍村織物製織所を設立。
当初は販売に従事していたが、徐々に織物の技術に
興味を持ち、研究を開始。
研究の結果、帯に奥行きと彩りを与えた
高浪織(たかなみおり)や、意匠に立体感を出すため
糸に凹凸を持たせる纐纈織(こうけちおり)などの
数々の技術を生み出し特許を取得。
後、苦心して開発した織技法が次々と同業者に
模倣された事で古代裂の復元研究に没頭。
「どんな複雑な組織の織物も、経糸と緯糸によって
構成された、理屈で割り切れる偶数の世界」ととらえ、
「美」という3つ目の要素を加える事で織物を芸術という
高みに押し上げた。
1956年には染織工芸界の新たな可能性を切り開いた
数々の業績に対し、80歳にして日本芸術恩賜賞を受賞。
1962年 没、享年86歳。
龍村平蔵の子息は
謙・晋・徳・元の4人
このうち謙が二代龍村平蔵(号・光翔)、
元が三代目平蔵(龍村美術織物経営)。
現在は龍村旻が龍村美術織物を経営、
2006年4月に四代目龍村平蔵を襲名
絹100%(金銀属糸風除く)
長さ約4.7m
丸帯(全通・両面)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン パーティー、お茶席、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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