商品番号:1500812
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
必見!ファン待望のハイクラス作品でございます。
幻の織「吉野間道」を現代に生み出し続ける名匠『藤山千春』氏による“経緯柄”手織り九寸名古屋帯をご紹介いたします。
現在、12人の織り手さんが工房にはいらっしゃるそうで、
≪緯柄≫は工房の織り人さんが織り上げ、
この≪経緯柄≫の吉野間道は千春さんでしか織り上げられません。
美しく、やわらかに織あげられた帯地から、織り手の人柄がにじみ出るようです。
淡いお色味もさりげなく…
美しさがひっそりと寄り添ってくれる見事な一条でございます。
ぜひお手元にてその感触とともにお楽しみいただきたく存じます。
【 お色柄 】
しなやかでハリを感じさせる帯地は上品な絹の光沢を放つ白色。
味わいを醸し出す美しい地です。
その地に、経緯の畦で織りなされた吉野格子の意匠。
茶鼠色の濃淡の彩りが風情ある表情を放ちます。
やわらかな紫と茶の横縞がゆるーく伸びていくさまがなんとも愛らしく。
おだやかな暈しも織りにて表現されております。
草木染にて柔らかなお色味が表現されており、ほんとうに優しい表情をしています。
お目に留まりましたら、どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 吉野間道について 】
『吉野間道』は、寛永三名妓とうたわれた吉野太夫に、
京都の豪商灰屋紹益が送ったと言われる織物。
なるほど、愛情を感じずにはいられない、その風情。
浮き織を太縞細縞に打ち込み、独特な風合いを持ちます。
かの名茶人・松平不昧もこれを好み、
自らその写しを中国に注文したと伝えられております。
【 藤山千春について 】
染織作家
品川区伝統工芸保存会会員
母方の親戚が八丈島で機織りの仕事をしており、
幼少の頃より織物は身近な存在であった。
18歳で東京の女子美術大学工芸科に進学。
主席で卒業後、後に女子美術大学学長を務める
染織家・柳悦孝(やなぎよしたか)の元に2年間師事。
柳悦孝の元で染織技法やデザイン案についての
ノウハウを学び、独立。
柳の元で吉野間道に出会い、独自の感性を磨き
芸術性の高い吉野間道を創作している。
自宅の庭で育てた草木や八丈の親戚に送ってもらう
島の植物を用いた草木由来の染料で表現する絶妙な
グラデーションと今までの着物にない鮮やかな
色の組み合わせが作品の特徴。
【 経歴 】
1944年 東京都品川区生まれ
幼少の頃より母方の実家の八丈島で織物に触れて育つ
1968年 女子美術大学付属高校卒業
1971年 女子美術大学工芸科卒業
1975年 柳 悦孝先生(後の女子美術大学学長)に師事
1978年 品川区大井町(現在の作業場)で染織業を始める
国画展、日本伝統工芸展に出展
絹100%
長さ約3.6m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事、お稽古、お出かけなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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