商品番号:1494529
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
森林に差す木漏れ日のような印象…
西陣織文化の守り神のような存在。
ご存知、西陣の紋織創始者を遠祖にもつ、紋屋井関より、
確かな技術と最高級の素材によって融合された訪問着をご紹介いたします。
お目に留まりましたらどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
しなやかな草花の紋意匠に入った地。
その地に緑色の濃淡のグラデーションにて
幻想的な面持ちに仕上げました。
お着物が好きな方でしたら、ひと目止まるお品ではないでしょうか。
是非お手元にてご堪能いただきたく存じます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 紋屋井関について 】
1200年前の平安京誕生以来、宮廷織物師たちによって育まれてきた西陣織。
その中でも特に、「紋屋井関」の名前で呼ばれていた「井関家」は、
西陣の紋織創始者を遠祖にもち、室町時代の末期に御寮織物司として
任命された六家のうちのひとつとして知られております。
御寮織物司は、公家の高倉家・山科家の両家を通じて禁裏の装束や公家装束、将軍・大名などの衣装を
、江戸末期に至るまで織り続けました。
時代の流れにともなって「御寮織物司」という制度はなくなりましたが、
紋屋井関はその伝統を現代にも引き継いでおります。
禁裏装束の復元といった文化事業にも協力を惜しまないその姿勢は、
西陣織文化の守り神のような存在といっても過言ではありません。
【 紋屋井関について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.1318※
※1953年の西陣織の証紙制度登録参加時点では
証紙番号はNo.1。当時の登録名は「井関」。
(当時の組合加盟社の中の38社が証紙登録開始)
番号は、当時参加した織屋の名前・いろは順で
決定されていた。
室町時代から500年以上続く日本の中で一番古い
歴史を持つ機屋。
四代昌庵が岡本尊行に紋織技術を伝授し、
西陣織が始まったとされることより、
「西陣織の始祖」「紋織の祖」とも呼ばれる。
現在は十九代当主。
1555年(元治元年)初代井関宗麟が日本で初めて
空引機を考案し、高級な紋織物国産化を完成させた。
公家や将軍・大名たちの装束を織る「御寮織物司」として、
宮廷文化を彩る逸品を織り続けた井関家には
「桐竹鳳凰麒麟文」を筆頭におびただしいほどの
古代裂が残されており、今日のものづくりの
礎となっている。
また、素材として絹糸は「宮糸」と呼ばれ、禁裏装束のみに
用いられた幻の糸(現在の14中生糸、極細で特に光沢性と
弾力性に優れている)を使用、金糸・箔はすべて本金・
本プラチナ・本焼銀を使用している。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:浅黄色
身丈(背より) | 152cm (適応身長157cm~147cm) (4尺0寸1分) |
---|---|
裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 26cm(6寸9分) |
後巾 | 31cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71cm(1尺8寸7分) 袖巾35.5cm(9寸4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お付き添い、お茶席、お稽古事、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯、九寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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