商品番号:1558577
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
モダンな構成力と確かな織技を融合させ、
古典の格調を保ちながらも現代的な洗練をまとった一条。
デザイナーズきものの先駆者として、
今なお斬新なお着物を発表し続ける、
きものデザイナー斉藤三才(さいとうさんさい)氏による特選袋帯のご紹介です。
洗練された意匠は、装いに知的な華やぎを添え、
見る人の目を惹きつけます。
帯地全体に漂う緊張感と柔らかさの絶妙なバランスは、まさに氏ならではの美学の結晶。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しなやかな帯地は落ち着きのある墨色。
入子菱を背景として、菱模様がすっきりと織りなされました。
端正な規則性と豊かな表情を持たせ、古典美とモダンデザインが見事に調和。
片側には波を思わせる縁取りが施され、全体に引き締まった印象を与えています。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 斉藤三才について 】
三才染工芸・斉藤才三郎氏の長男に生まれる。
染色作家として活躍していた父の影響を受け、
同じく「珍粋」に奉公へ。
修業期間を終え、三才染工芸に入社。
二代目として得意先周りをし、技術の研鑽を重ねる。
父の知り合いであった日本画家・加納三楽輝に師事。
和装の常識を打ち破った配色が「六十(才)地色に
二十(才)柄」と業界から批判を浴びたが、その
独創的な色調は市場に受け入れられ、「三才調」と
呼ばれるスタイルを確立した。
【 経歴 】
1940年 染色作家・斉藤才三郎の長男として、
染色の本場京都に生まれる
厳父や日本画の大家、加納三楽輝に師事
1965年 「美しいキモノ」に作品発表、以来数々の雑誌や
テレビに取り上げられ、その斬新な感性が脚光を浴びる
1974年 初の個展を開催(京都ロイヤルホテル)
業界に新風を吹き込む
以来、毎年連続で個展を開催し続ける
1982年 国際アカデミー賞受賞
2003年 第30回個展を開催(みやこめっせ)
記念イベントとしてきものショーを併催し、
約1000名の来場者を迎えた
2004年 2004きものファッションショー&展覧会開催
(国立京都国際会館イベントホール
長年にわたり構想を温めていた
「京都きものコレクション」の実現に至る)
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.6m(長尺)
耳の縫製:袋縫い
六通柄
※関西仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティ―、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆合わせるお着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。