商品番号:1522664
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
デザイナーズきものの先駆者として、今なお斬新な
着物を発表し続ける、きものデザイナー
【 斉藤三才(さいとうさんさい) 】氏が手掛けた
『三才鳥』をモチーフにしたお柄を輪奈織にて
織り上げたコート地を道中着にお誂えしたお品でございます。
コートの類はお仕立て上がり品がほとんどございません。
一からお誂えいただきますと、どうしても裏物代、
お仕立て代がかさみますので、今シーズンにすぐ
御召いただけるお品をお探しの方におすすめでございます。
【 お色柄 】
厚手の地風の三才鳥に紗綾形や麻の葉、
花などが輪奈織にて織りだされた黒地に、
樺茶色の市松が染め上げられております。
【 商品の状態 】
やや使用感はございますが、中古品としては
おおむね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 輪奈織について 】
輪奈織は金華山織の中でも金属糸箇所に
横糸の替わりに金属棒などを織り込んでいき、
製織後に一本ずつ抜き去る製織技法。
完成時に見られる「輪」が特徴。
縦糸を輪にするため、一反の帯の中に縦糸が
引っ張られるところと縮むところができてしまい
製織には高い技術が必要。
【 斉藤三才について 】
三才染工芸・斉藤才三郎氏の長男に生まれる。
染色作家として活躍していた父の影響を受け、
同じく「珍粋」に奉公へ。
修業期間を終え、三才染工芸に入社。
二代目として得意先周りをし、技術の研鑽を重ねる。
父の知り合いであった日本画家・加納三楽輝に師事。
和装の常識を打ち破った配色が「六十(才)地色に
二十(才)柄」と業界から批判を浴びたが、その
独創的な色調は市場に受け入れられ、「三才調」と
呼ばれるスタイルを確立した。
【 経歴 】
1940年 染色作家・斉藤才三郎の長男として、
染色の本場京都に生まれる
厳父や日本画の大家、加納三楽輝に師事
1965年 「美しいキモノ」に作品発表、以来数々の雑誌や
テレビに取り上げられ、その斬新な感性が脚光を浴びる
1974年 初の個展を開催(京都ロイヤルホテル)
業界に新風を吹き込む
以来、毎年連続で個展を開催し続ける
1982年 国際アカデミー賞受賞
2003年 第30回個展を開催(みやこめっせ)
記念イベントとしてきものショーを併催し、
約1000名の来場者を迎えた
2004年 2004きものファッションショー&展覧会開催
(国立京都国際会館イベントホール
長年にわたり構想を温めていた
「京都きものコレクション」の実現に至る)
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※道中着仕立て(着物衿)
※パールトーン加工済のタグが縫い付けられております。
道中着丈 | 111cm(2尺9寸3分) |
---|---|
裄丈 | 69.5cm(1尺8寸3分) |
袖巾 | 35.5cm(0尺9寸4分) |
袖丈 | 46.5cm(1尺2寸3分) |
前巾 | 21.5cm(5寸7分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
≪最長裄丈≫ 現状最大寸法です。(ミシン縫製のため)
※ミシン縫製につきましては、お直し時に針穴が
目立つ可能性がございますのでお直しはおすすめできません。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月から翌3月の羽織、コートの時期
◆店長おすすめ着用年齢 全年齢対象(※とくに制限なくお召しいただけます)
◆着用シーン おでかけの際の防寒用、お洒落な羽織ものとして
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、小紋 など
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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