商品番号:1558331
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
京都・鷹ヶ峰の地で生まれる…
その精緻な織技と芸術的な構図、
自然や季節の情景をモチーフに色彩や素材の妙を最大限に引き出す、
洒落の名門・『しょうざん』の特選袋帯のご紹介です。
中でもこちらの絹漉貴(きぬすき)の帯は、
しょうざんブランドの中でも大変人気のあるシリーズ。
滅多と無い良柄を掘り出して参りました!
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
さらりとした手触りに、ほどよいハリにフシ感を感じさせる帯地。
深みのある墨黒色の地に、金糸で表現された流麗な水の流れが横切り、
その上を金色の蜻蛉が軽やかに舞います。
絹すき(きぬ すき:縦糸の間に隙間を作って織る手織りの技法)の技法にて
ヴェールのように揺蕩う金糸のゆらぎが奥行きを添え、
まるで水流に漂う藻や光の筋を描いたかのようで、静と動の対比が帯全体に生命感を与えています。
独特の雰囲気を感じさせる帯地に、統一された色彩の趣。
さりげなく、さらりと織り出された意匠が、個性を感じさせながら
すっきりとした和姿を演出してくれる事かと存じます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 しょうざんについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2401
京都の着物メーカー。(漢字表記は松山)
西陣の糸屋の三男に生まれの戦後の立志伝中の人物で、
しょうざんのウール着物を大ヒットさせた松山政雄が
創業者。
戦後いち早くシルクウール着物やウールお召を開発。
1970年代以降は後のしょうざんの看板商品となる
「しょうざん生紬」を開発。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.35m
西陣織工業組合証紙No.2401 しょうざん謹製
耳の縫製:袋縫い
お太鼓柄
※帯芯無し
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティ、音楽鑑賞、芸術鑑賞、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。