商品番号:1556564
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
優しく、包み込むような…
自然の恵みを感じる良きお色に匠技感じる絣の美意匠…
琉球かすりの名門・大城廣四郎織物工房の大城一夫氏による、
ハイクラスな琉球絣着尺のご紹介です!
今回はあまりご紹介のできない夏物を仕入れて参りました!
草木染ならではの柔らかなお色と、
スッと風が抜ける心地よい壁上布の風合い。
そして名匠のハイセンスな意匠が合わさった極上の夏着物です。
ハイセンスに着こなす織物ファンの方へ、
自信をもってオススメいたします!
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
シャリ感ある麻のような軽やかな風合いの絹地。
地色はおだやかな薄黄朽葉色を基調として、
蓬色や緑、辛子などの細やかな縞模様と
濃紺、薄茶などの彩りによる細い横線が交差して。
お柄にはチミやトゥイグワーなどの絣模様を
横段に配しております。
実に洗練されたお色に、吸い込まれるような奥行きを感じさせて…
落ち着いた色使いで、生地の透け感を際立たせ、
夏姿の涼を演出する印象です。
【 大城廣四郎織物工房 大城一夫氏について 】
沖縄の染織工芸会の巨匠、故・大城廣四郎氏(2003年死去)
のご子息で、日本工芸会正会員。
大城廣四郎氏は戦後の苦難の折、苦労に苦労をかさね、
生きるための手段として機織りを続けられます。
現金収入を得る手段としてはじめた機織り―
それが、南風原で琉球絣を制作するに止まらず、
日本伝統工芸展を通じて「現代の琉球絣」を発表されました。
いつしか人の心に感銘をあたえる域となり、
日本工芸展などで賞を受けるほか、1988年には
労働大臣より現代の名工「卓越技能者」として表彰されました。
大城廣四郎氏が起した織物工房を受け継ぎ、
現在は一夫氏のご子息、大城拓哉氏とともに
親子三代に渡って伝統の技を守りながら、現在の感覚や素材でアレンジした
独特の作風の作品を発表されております。
【 琉球かすりについて 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1983年4月27日指定)
生産地:沖縄県南風原町
生産数は年間3000反以上(帯含む)
※伝統的工芸品に指定されている
織物の中ではトップクラスの生産反数を誇る。
主に絹糸を使用した平織の織物で、糸の染色には
草木を原料とした染料のほか化学染料等が用いられる。
元々は泥藍で染めた木綿絣が原点で、現在では絹糸が
主流となり、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸、麻糸から
毛糸といった様々な糸が用いられている。
特に特殊な撚りをかけた壁糸を使うカベ上布は夏物の定番。
図案は琉球王府の御絵図帳(みえずちょう)に収蔵されており、
古くは手形(発注書のようなもの)の形で添付され
製織されていた。
植物、動物、生活用品などがモチーフで、ひとつひとつの
図柄に意味を持ち、種類は600種にもおよぶ。
絹100%
長さ約12.5m、内巾37.5cm(最大裄丈約71cm、最大袖巾約35.5cm)
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、女子会、街着、食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 夏の洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。