商品番号:1556477
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
八重山諸島の最西端、与那国島。
海と空が溶け合うようなその風景の中で、
遥か昔から受け継がれてきた与那国花織。
その確かな技と時間を要する織の積み重ねが、
目にも心にも残る味わいを織り成します。
与那国独自の幾何文と、織の中に宿る島の記憶。
素朴でありながら力強く、手にすればするほどにその魅力は深まっていきます。
日常を彩る一枚として、また工芸品としての誇りを身にまとう一枚として…
どうぞお手元でご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
福木、藍を用いた穏やかな染め色。
薄香色に藍色を用いた格子には、特徴的な花織が等間隔で浮かぶように配されています。
遠目には規則的で洗練された印象を与えつつ、
近づけば精緻な織技の豊かさが浮かびあがる…
素朴な色合いにして、表情豊かな織の美が際立つ一反です。
島の風をまとうような軽やかさと、手業のぬくもりを感じる織味。
日常にも旅にも寄り添う、風土と心が宿る装いです。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 与那国花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1987年4月18日指定)
沖縄県八重山郡与那国町で作られている
与那国織の一種
与那国花織は、その昔首里王府への貢納品とされていた
歴史があり、地となる緯糸の他に加えた糸を
表に浮かせて製織する緯浮花織(よこうきはなおり)と、
経糸の一部を浮かすことによって格子縞の平織面上
に地の緯糸が浮かび、両面使用できる両面浮花織がある。
縞柄と小花柄でつくられる直線的な幾何学模様が主流で
サイコロの5の目のように点を並べたイチチン花(五つ花)、
4つをひし形に並べたドゥチン花(四つ花)、ダチン花
(八つ花)の3柄が代表的。
その他にイルク花やミング花など10種類にもおよぶ柄がある。
糸の染色は福木やガジュマル、インド藍、ハイビスカス、
車輪梅など自生する植物を用いた植物染料染で、生糸を
使用するためしなやかな地風が特徴。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:刈安色
身丈(背より) | 155cm (適応身長160cm~150cm) (4尺0寸9分) |
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裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 29cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66cm(1尺7寸4分) 袖巾34cm(9寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 趣味のお集まり、お稽古、芸術鑑賞、お出かけなど
◆あわせる着物 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。