商品番号:1550436
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
静けさと洗練を纏う粋な表情。
言わずとしれた京友禅の名門、
染の北川によるCHULTHAINo.6を用いた特選小紋を仕入れて参りました。
遠目には無地感、近づくほどに奥行きある表情が浮かび上がり、
一見無機質にすら見える線の集積が、職人の感性と高度な型染の技術によって布の上に息づき
、極めてモダンで知的な一枚に昇華されています。
主張しすぎず、けれど視線を惹きつける、まさに大人のための小紋です。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しっとり、心地良い風合い。
こだわり抜かれた絹布をシックな御召茶色を基調として、
細かな掠れ縞が染めなされました。
ごくわずかな揺らぎが全体に静かなリズムを刻んでいます。
染の北川らしく、幾何の単調さを避けるために意図的な揺らぎや濃淡が配置され、
染めならではの味わい深さが全体に滲み出ています。
現代的な空間やアート系の場にも自然に馴染み、知性と美意識を感じさせる装いを
お楽しみ下さいませ。
【 CHULTHAINo.6(ジュンタイナンバーシックス)について 】
CHULTHAINo.6とは、タイの蚕「ノンナイ」の繭よりつむいだ絹布。
その自然な光沢は、繭糸にある真珠層によりうまれ、
日本産の繭糸の30%以上も光沢に富み、絹糸として世界一の光沢を作り出すと言われております。
また、光沢だけでなく黄金色の糸を育み、伸縮力もあり、
弾力性の豊かな絹糸を作り出すのが特徴の貴重な蚕種でございます。
これまでの糸とは次元のちがう水分を含んでおりますので、
光沢はもとより染め付き、手触りに至るまで、
まさに「生の絹」というにふさわしい極みの布に仕上がっております。
【 染の北川について 】
京の有名呉服メーカー
1955年(昭和30年)創業
※2017年廃業
様々な着物専門誌にも多く取り上げられ、
着物ファンに広く知られていた。
訪問着、留袖、振袖などのフォーマル品、
逸品物を創作。
染、意匠へのこだわりはもちろん、生地の
開発なども手掛け、「和木沢絹」
「CHULTHAINo.6(ジュンタイナンバーシックス)
などのブランド生地も有名であった。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
長さ約14m 内巾36.5cm (最長裄丈約69cmまで 最長袖巾肩巾34.5cmまで)
白生地にはCHULTHAINo.6を使用しております。
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
[ 単 ]
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)