商品番号:1550342
(税込)
【仕入担当 竹中より】
宮城里子氏による本場琉球紅型、染め九寸名古屋帯をご紹介いたします。
本場の琉球紅型にこだわりたい方にお勧めしたいお品です!
琉球紅型の第一人者として有名な城間栄順氏と、その父栄喜氏。
その栄喜氏に紅型を学んだ藤村玲子氏の作風に感銘を受け、
指導を受けた宮城氏は、身近にある自然の題材をモチーフとして、
女性らしい優しい色彩や、常に新しい感覚を取り入れた創造力の高さに、
ファンの多い女流紅型作家です。
【商品の状態】
リサイル仕立て上がり品として仕入れましたが
開き仕立てでも締め跡もわずかな美品でございます
【お色柄】
ほどよいシボのちりめんをからし色に染めあげ
意匠には白残しの背景に映える
「ツワブキ」の花葉模様を
描き上げました
宮城氏独特の女性らしい印象を受ける色彩が目を惹く、
本場紅型の中でも秀作と呼べる美しい一条でございます。
南国の太陽と海に培われた、美しい感性によって生み出されたお品です。
貴方だけの印象的な帯姿を演出する一品として…
お手元で末永くご愛用して頂けば幸いです。
■宮城里子
1947年 沖縄県生まれ
1966年 沖縄県立首里高等学校染織科卒業 大城貞成紅型工房入門
1968~72年 藤村玲子紅型工房で修行
1977年 「宮城紅型工房」設立
1983年 第五回「沖縄県工芸公募展」最優秀賞受賞
1984~87年 「沖展」奨励賞受賞
1996年 「西部工芸展」沖縄タイムズ賞受賞
2005年 「沖縄タイムズ芸術選賞」奨励賞受賞
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100% 長さ3.7m(お仕立て上がり時)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、街着、ランチ、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 色無地、御召、小紋、紬 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。