商品番号:1524879
(税込)
【仕入担当 竹中より】
稀代の着物作家、久保田一竹。
自然を心から愛し、礼賛する…
その一竹工房より、なんとも魅了される良い彩りの作品、
至極の逸品をご紹介いたします。
【商品の状態】
お仕立て上がりの中古品として仕入れてまいりました。
胴裏は真っ白で、汚れやヤケ等も全く見受けられない超美品でございます。
着用によるシワも一切感じられませんので、
もしかすると一度もお袖を通されていないのかもしれません。
【お色柄】
辻ヶ花…
その華やぎは悠久の時代を越えて―
室町時代に一世風靡した「辻ヶ花」は江戸時代となると突然姿を消し、
別名“幻の染め”とも呼ばれます。
その世界を独自の感性で蘇らせたのが『久保田一竹』。
その名は世界的に知れわたっております。
世界が認める氏の辻ヶ花は、
まさに美術品の域に達しているといっても過言ではございません。
大量生産の辻ヶ花とは比べるまでもなく、少し名の通った作家の作品ですら、
その気品や格調、存在感において、一線を画しております。
それは、選ぶ生地に始まり、緻密に計算された構図の美学、
色彩の魅力、染の加工、気の遠くなるほどに緻密で正確な、
絞りの針通しなどによって生み出されるもので、
一竹氏の技なくしては、表現できない極地でございます。
2003年、惜しまれながらも一竹氏は他界されておりますので、
現在では氏自らが創作する作品はございませんが、
生前の氏とともに創作に携わってきた職人たちが、
現在でも氏の技術、感性そして精神を受け継ぎ、
年間わずかな数ながら「一竹辻ヶ花」の逸品を創作し続けております。
ぎゅっと握っても簡単にはシワになることのない弾力のある生地質に、
ずしりとくる重みと、手にされた瞬間に、
一竹氏の絹地への並々ならぬこだわりを感じていただけましょう。
草花地紋の幽玄な煌きが着姿を包み込む金通しの地。
深みある薄黄から柳鼠 藤鼠への幽玄なぼかし。
見頃にはふわりと葵の葉模様を
モチーフにしたような意匠がうかびあがります。
淡く優しいお色使いに、縁を飾るカチン染の
墨ラインがお柄をそっと引き立たせ、
おおらかな背景とのコントラストに、
シンプルながらも引き込まれるような力強さが感じられます。
幻想的なムードで素晴らしい着物美を作り上げてくれる、おすすめの1点です。
どうぞ本物の辻が花の味わいをご堪能くださいませ。
母娘代々受け継ぐ美術品として末永くご愛顧いただければと願っております。
よろしくご検討くださいませ
【 二代 久保田一竹について 】
本名:久保田悟嗣(さとし)
現一竹工房代表
生前の初代・久保田一竹とともに創作に携わり、
技術、感性そしてその精神を受け継ぎ
作品作りをしている。
【 経歴 】
1955年(昭和30年) 10月7日生まれ
1980年(昭和55年) 上智大学経済学部卒業
1982年(昭和57年) 米国ボストン大学大学院(SPC)修士卒業
1983年(昭和58年) 帰国後、(株)一竹辻が花設立
代表取締役社長に就任
1994年(平成6年) 10月久保田一竹美術館(河口湖)開館
2001年(平成13年) 一竹工房・代表取締役社長に就任
2003年(平成15年) 久保田一竹美術館・館長に就任
2006年(平成18年) 二代・一竹を継承
表裏:絹100% ※手縫い仕立て
八掛 薄黄 一竹オリジナル
身丈(背より) | 156cm (適応身長161cm~151cm) (4尺1寸2分) |
---|---|
裄丈 | 64.7cm(1尺7寸1分) |
袖巾 | 34.8cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 23.8cm(6寸3分) |
後巾 | 29.1cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾34.8cm(9寸2分) 袖丈53cm(1尺4寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー等
各種フォーマル・セミフォーマルなお席に
◆あわせる帯 袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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