商品番号:1543783
(税込)
【 仕入れ担当 更屋 】
水草がなびくような、清らかな意匠…
古くから養蚕が盛んであった伊那谷。
心の糸に心の染を施し、伸子を張らずに緯糸をゆっくりと送り、糸の絡み合わせをよくする、すなわち手織りの髄を尽くす…
伊那紬ならではの特選染め袋帯のご紹介いたします!
「伊那紬」と言いますと、草木などを主体とする天然染料で先染めした真綿の織物をイメージされる方が多いと思います。
双子の蚕(玉繭)から取れる希少な玉糸に撚りをかけたものを使って織り上げられた伊那紬。
そこに洒落味あふれる染めがほどこされたお品でございます。
【 お色柄 】
特徴にはしなやかで強く、シワになりにくい独特の地風に、生地の耐久性。
滑るように繊細に仕上がりました。
しなやかな亜麻色の帯地。
全通に渡って幻想的に色彩が絡み合い滲むような意匠をあらわしました。
味わい深い色使いで、穏やかな中にも小粋な表情が魅力のひと品となっております。
川面を思わせる色使いで、奥行きや精緻な重なりを感じさせる不思議な存在感。
お洒落着物ファンの方に、ぜひおすすめさせていただきます。
糸へのこだわりが伝わる信州の素晴らしい生地と、一流の染め元のセンスと技が一体となった素晴らしい作品です。
また、全通柄でございますので柄合わせの必要もなく、玄人さんにはもちろんのことですがお着物初心者の方にもおすすめの一条です!
牛首や、伊那、結城、大島に代表される高級紬や、モダンな訪問着にぴったりな雰囲気を持っております。
確かな伝統工芸品に創作されたとびきりの洒落味を、心ゆくまでご堪能いただければ幸いでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 伊那紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
※信州紬(上田紬・飯田紬・松本紬など
県内の様々な紬を一括しての指定)
『飯田紬(いいだつむぎ)』や『上田紬』とならぶ
長野県で生産されている信州紬の1つ。
2匹の蚕が一緒に作る玉繭(たままゆ)の糸、
絹糸腺(けんしせん・絹糸の元となる液状絹を
生成、分泌する器官)を酸で溶かした
天蚕糸(てぐすいと)という白色透明の糸、
繭を煮込んで手で引き延ばした真綿などを使用。
自然の染料で染めた、草木染めの色が美しい
糸を高機(たかはた)を使って手織する。
1970年代には県内に120軒ほどの伊那紬の
生産工房があったが、現在は1910年創業の
久保田織染工業が唯一の製造元である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:袋縫い
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 洒落訪問着、御召、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています