商品番号:1543288
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
きもの市場でも本当に通好みのお着物といわれ、
織りものファンの方でしたら、
一度は手にしたく思われる【 白鷹御召 】。
白鷹御召はその工程のほとんどを手作業で行い、
現在ではもっとも古法を守っている御召。
昨今、反物の価格は急激に高騰しておりますので、
現実的にお求めいただける価格としてご紹介できるのも
お仕立て上がり品ならではでございます。
今回は経緯絣と亀甲絣を併用してお柄を織りだした、
白鷹御召らしい彩りのお品で、
帯合わせもしやすく、カジュアルシーンに重宝していただける作品を、
大手中古問屋さんから特別に買い付けてまいりました!
よく見ると分かる難がございますので
その分グッとお値打ちにご紹介いたします!
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
白鷹独特のシボ高いオフホワイト地に墨黒の絣による
一面の蚊絣と亀甲絣で構成された変わり鱗が織りだされております。
染帯や織の帯、洒落袋帯から名古屋帯まで、
帯合わせ様々に、幅広いシーンで重宝いただけます!
【 商品の状態 】
袖口、肩山、裾、上前などに画像のようなシミ、
ヤケによる変色箇所が点在しております。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 白たか織について 】
1908年(明治41年)ごろ創業
山形県米沢市にある板締小絣の白鷹御召の織元
置賜紬伝統工芸士・佐藤新一が主宰
【 沿革 】
1935年代に板締技法を導入。
1970年 白鷹町荒砥に手織工房を開設
1983年 株式会社白たか織を設立。
【 白鷹御召について 】
山形県指定無形文化財
西陣や塩沢の本塩沢などと並び伝統的な
産地の一つである、山形県置賜地方の白鷹町で
生産されている縦緯絣による小絣模様の織物。
特徴的な「板締め絣」の技法を用いた
細かい柄表現がされている。
白鷹板締絣は、南の沖縄に始まり薩摩から
越後(現在の新潟)を経由して東北の白鷹地方まで
伝わった精緻な板締染めによって織り出される
絣模様の織物。
溝を彫ったブナ材の薄い絣板に糸を巻き付け、
平らなもう1枚の板を重ねきつく締めあげ、
これをいくつも重ねた後、ボルトのついた
押し木でさらに締め、「染め舟」という台の上に乗せて、
熱した染料を注ぐ、別名「ぶっかけ染」とよばれる
染め方で絣糸が染められる。
板をほどくと溝の部分の糸が染まって絣糸が完成する。
糸の設計は、板大工が方眼紙に図案を引き、
それを分解して絣板の溝を彫って作成される。
織り上がった後に湯に浸すことで、
シャリ感のあるシボが立つ。
この板大工の仕事、板に糸を巻いて絣を染める染、
絣柄を合わせながら織る織と高度な技術が求められる。
絣模様の元となる絣板の製作者「板大工」が
一時期いなくなるなどの危機もあったが、1966年に
伝統の絣板製造が復活、その後新たな溝掘りの技術が
確立されるなど、優れた絣板の製造が続けられている。
現在白鷹御召の織元は二件となった。
【 白鷹織(置賜紬)について 】
山形県の伝統的工芸品に指定されている
「置賜紬(米沢織、白鷹織、長井紬)」
と総称されている織物の中の一種。
白鷹町でつくられる先染め織物の総称として
「白鷹紬」とも呼ばれ、約150年の歴史をもち
絣織物の産地では日本の最北端に
位置することから「北限の絣」とも呼ばれる。
長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を
青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、
自給自足の絹織物産地に変えたことで始まった。
明治中期からは長井と同様、白鷹でも
「米琉絣」の織り上げはあったが、明治後半に
栃木県足利の技術者から学んだ「板締め」を導入
した事で緻密な絣文様を実現。
白鷹織には独特のシボを持つ「白鷹御召」と
経糸と緯糸を板締染色の技法で染め上げ
小絣模様を表現した「米琉板締小絣」がある。
現在白鷹織の製織を手掛けている工房は
白鷹町にある2軒のみである。
表裏:絹100% ※衿裏:精華地 縫製:手縫い
※単衣仕立て・背伏せ付き
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
---|---|
裄丈 | 63.5cm(1尺6寸8分) |
袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.5cm(1尺7寸8分) 袖巾35cm(9寸2分) 袖丈59cm(1尺5寸6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 6月、9月の単衣の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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