商品番号:1525474
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
本当に希少品でございます…
白鷹は、山形県の置賜地方にある紬の里。
米琉紬で培った絣技法を御召で伝承し、
工程のほとんどを手作業で行う、古法を守る紬の産地となりました。
その置賜地方より…
なんともレアな夏の白鷹、「夏白たか」を仕入れて参りました。
しかも、「縞」や「格子」など、絣合わせの必要ない値ごろのものではなく、
古法の「板締め絣」によって織り上げられた逸品。
お聞きしたところ、板締めの夏白鷹はここ何年かはもう織り上げていないそう…
新たに織り上げるとなると、「板」から作らないといけないとのこと。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【 お色柄 】
肌にしなやかに沿う地風…
さり気ない透け感が涼感を誘います。
まろみのある白色の地には等間隔に規則正しく織り込まれた十字絣模様を敷き詰めて。
シンプルなお柄は夏にふさわしいサラリとした表情をただよわせ、
ナチュラルな素材感が、この季節ならではの趣きを感じさせてくれます。
透明感とそよ風のような爽やかさがあり、
やわらかに、品良い着姿を期待させてくれます。
上質を愛する大人の女性に、ぜひともお手にとっていただきたく思います。
着心地良く、着回しもきく一枚、
他にはない品質・価格と、自信を持っておすすめいたします。
こだわりの和姿に、どうぞ存分にご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 板締め絣について 】
白鷹御召の特徴はなんと言っても、古法にのっとった板締め絣。
絣板と呼ばれる凹凸のつけられた板で白糸をサンドイッチして染めることで、
凸部分の染め残った箇所が白絣になるというもの。
緯糸の耳端に残るループ状の糸がその証。
板の厚み部分の糸がループとなって残ります。
また、板締め絣に欠かせないものが絣板。
絣の細かさに応じてミリ単位でカンナを入れ彫り上げられております。
熟練の板大工さんでも一日に4,5枚が限度、
残念ながら新しい絣板を作れる板大工の後継者が1人も残っていないため、
大変稀少になってしまっております。
絣締めを終えると、いよいよ手機にて織り上げられます。
絣糸の間に左撚り、右撚りを2本ずつ交互に強撚糸の織り込まれたその風合いは、
しっかりと綺麗なシボが立ち、
肌に心地よく手機ならではの着心地を感じていただけます。
【 白鷹織(置賜紬)について 】
山形県の伝統的工芸品に指定されている
「置賜紬(米沢織、白鷹織、長井紬)」
と総称されている織物の中の一種。
白鷹町でつくられる先染め織物の総称として
「白鷹紬」とも呼ばれ、約150年の歴史をもち
絣織物の産地では日本の最北端に
位置することから「北限の絣」とも呼ばれる。
長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を
青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、
自給自足の絹織物産地に変えたことで始まった。
明治中期からは長井と同様、白鷹でも
「米琉絣」の織り上げはあったが、明治後半に
栃木県足利の技術者から学んだ「板締め」を導入
した事で緻密な絣文様を実現。
白鷹織には独特のシボを持つ「白鷹御召」と
経糸と緯糸を板締染色の技法で染め上げ
小絣模様を表現した「米琉板締小絣」がある。
現在白鷹織の製織を手掛けている工房は
白鷹町にある2軒のみである。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当付き
身丈(背より) | 153.5cm (適応身長158.5cm~148.5cm) (4尺0寸5分) |
---|---|
裄丈 | 62.5cm(1尺6寸5分) |
袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
袖丈 | 45.5cm(1尺2寸0分) |
前巾 | 22cm(5寸8分) |
後巾 | 27cm(7寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.5cm(1尺7寸8分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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