商品番号:1534207
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
創業120年を超える博多織の老舗、
岡野のブランド【千年工房 (せんねんこうぼう)】より
定番とは一味違った特選八寸名古屋帯のご紹介です。
手織りの逸品が御仕立て上がりならではの価格にて!
総浮の技法にて伝統の意匠を織りなした逸品でございます。
このクラスがこのお値段!
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【 色・柄 】
ずばぬけて高い密度の経糸。
キュッキュッと響く博多帯独特の絹なりの音と締め心地の良さ。
シックな墨黒色の帯地には、
笹ゆり献上模様が表現されております。
伝統の総浮の技法にて手織りで織り上げました。
お色もモダンなセンス光る一条です。
シンプルながらもセンスの良さがあふれだすような仕上がり。
袷の時期はもちろんのこと、軽やかに装いたい単衣のおきものにも
コーディネートしやすいことと思います。
【 博多織の手織りについて】
およそ760年前、貿易港として賑わっていた博多より、
宋(当時の中国)へ旅をする人々の中の二人、
博多で承天時を開山した禅僧「聖一国師」と、
博多商人「満田弥三右衛門」は宋で織物や朱焼、箔焼、そうめん、
じゃこう丸などさまざまな製法を習得し、
帰国後人々に伝えましたが織物の技術だけを家伝とし、
これを「広東織」と名付け、さらに独自の技術を加えながら代々伝えていきました。
これが後に広まった「博多織」の由来です。
そして手織りと織機の違いはなんなのか。
まず圧倒的に打ち込みの回数が違います。
織機であれば緯糸を通す器具、杼(シャトル)が一度通るごとに緯糸を筬で手前に打ち込み、織り上げていきます。この筬で打ち込む回数が織機は一回に対し、手織りの場合は、織機と織手が一体となり、自ら杼を一度通すごとに緯糸を筬で約六回、
「カカン、カン、カン、カン、カン!」といったリズムで、実に力強く打ち込むのです。
その差は締めるごとに出てくるといいます。
手織りの博多八寸帯は、いついつまでも、そのしっかりとしたシャリ感、絹なり、風合いが損なわれることなくお役立ていただけます。
【 千年工房について 】
創業1897年博多織元・岡野。
織元としてのプライドと技術の伝統を守りながら、
ファッション進化の基本である「新しい出会いへの冒険心」を
テーマに、創作活動を続けていらっしゃいます。
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約3.6m
柄付け:全通柄
【 付属証紙 】
博多織工業組合の証紙
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 和のお稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事 など
◆あわせる着物 色無地、小紋、御召 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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