商品番号:1533251
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
たいへん希少な御品を入荷して参りました!
結城紬ファンの方であれば良くご存知でしょう『結城縮(ゆうきちぢみ)』。
一般的な「平織」の本場結城紬に比べ圧倒的に数が少ない幻とも言われるお品。
皆様が思っている以上に年々価格も高騰し、生産数もかなり減っております。
今回はなんとアンサンブル!
長期在庫処分品としてお値打ちに仕入れることができました。
まずご紹介の叶うお品ではございません。
皆様の想像以上に結城紬の相場はあがり、
生産数は落ちております。
この希少な機会にお目に留まりましたら、どうぞお見逃しなきようにお願いいたします。
【 色柄 】
いまでは圧倒的に生産数の少ない縮織。
昔ながらの製法で生み出されるサラリとした風合い、
それこそが、快適な着心地の秘密。
シックな黒茶色の無地。
織物ファンの方に、是非ともご着用頂きたい一枚でございます。
【 本場結城紬 縮織について 】
本場結城紬の、縮織(ちぢみおり)。
かつては「結城紬=縮織」とされるほど創作数の高いものでしたが、
「本結城=平織」という認識が一般的になるとともに生産数は激減し、
逆に本当に通好みの、一部の織物ファンの間だけのお着物となっております。
現在本場結城紬に指定されるものは、以下の4つでございます。
(1)本場結城紬・平織り「地機」
(2)本場結城紬・縮織り「地機」
(3)本場結城紬・平織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)
(4)本場結城紬・縮織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)
今回ご紹介のお品は、この(4)にあたります。
縮織と平織の大きな違いは、緯糸(よこいと)にあります。
平織の緯糸は平糸(撚りのない糸)を用いますが、
縮織の緯糸は、右撚り糸・左撚り糸・平糸、この三種類を用います。
色柄の絣染は平糸に施し、以下の順に織り上げていきます。
(1)右撚り糸(2)平糸(3)左撚り糸(4)平糸…
平糸を交えながら撚り糸を交互に織り込むのですが、
最終的に尺巾の反物に仕上げなければなりませんので、
撚り糸の縮率を考慮して、平織よりも一寸ほど巾広の状態で織り上げます。
(緯糸の撚りは、1mで2000回転にも及びます。)
織り上がりましたら、シボ寄せと言われる湯もみを行います。
45度ほどのお湯でじゃぶじゃぶと洗うと撚りがかかっている分だけ縮み、
それを天日乾燥させる際、尺巾の伸子(しんし)を張り巡らせて反巾を整えます。
一反に用いられる伸子は、約300本。
およそ一寸(約3.8cm)の間隔で、13mにわたり張ってゆくのです。
絹100%
長さ23m 内巾36cm(最大裄丈約70cm)
本場結城紬卸商協同組合、本場結城紬検査協同組合の証紙がついております。
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
(10月~翌年5月の袷頃)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
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