商品番号:1532066
【 仕入れ担当 中村より 】
手仕事ゆえのあたたかさ。
締めれば心まで満たされる優しい作品。
横内佳代子さんは代島光子さんと
長野県松本市に光佳工房を構えていらっしゃいます。
「草木染」から「手織り」までお二人で拘りを持ち、
手作業ならではの心温まる作品づくりをなさっています。
その横内佳代子さんの純草木染・手織による綾織九寸帯をご紹介致します。
希少な作品を京都でも名門の問屋さんよりお譲りいただきました。
たくさんの工芸品が並ぶ中、
本品に目を奪わてしまいました…。
この織りの繊細さ、草木染めの素朴なお色を
ぜひお手元でご覧いただきたく存じます。
画面上では残念ながらお伝えしきれません。
おきもの通の方にも絶対に喜んでいただける、自信の作品です。
工芸染織を心よりお楽しみ頂けるお品でございます。
まずはじっくりとご覧くださいませ。
【 色柄 】
手触りはふんわりと軽く、しなやかな風合いを感じる絹地。
そこに綾織にて浮かび上がる網代の模様。
お色は自然な藍・矢車附子によって表現されております。
このたった一つの帯に込められた大変なお手間を感じずにはいられません。
表情豊かに織り上げられたその地に綾織にて浮かぶ意匠。
草木染めの深みある色で織り上げられ箇所箇所により微妙に異なるいろどりの妙…
遠目にはすっと地に馴染んでいるように見えて、
近づくと、本当に一言で言い表わすことが難しいほど、
絶妙な彩りで、細密細緻に織り上げられております。
丁寧に手織りされたことが容易に伺える仕上がりです。
【 綾織について 】
綾織は組織点が斜めの方向に連続し、斜線状をなす織り方。
別名、斜文織(しゃもんおり)と呼ばれております。
もちろんの事平織りの原理原則を変えて織り上げるお品でございますので、
機織りのさいには糸切れやズレが起こりやすく、
その手間やその技術は非常に手間がかかるため織り手も少ないお品にございます。
代表的なお品には黄八丈などがございますが、
精錬され均一な太さで織り上げるお品に比べますと今回のお品のように、
元々の節感を残した座繰り糸を使用して織り上げるお品は大変なお手間がかかります。
【 横内佳代子氏 略歴 】
1963年 長野県松本市生まれ
1986年 東京造形大学デザイン科卒業
1986年~服地のデザインに携わる
1994年~2001年 本郷織物にて本郷孝文氏に師事
2001年 同じく本郷氏に師事していた代島光子氏と伴に長野県松本市に【光佳染織】を立ち上げ、現在に至る
絹100% 経:座繰り糸 緯:座繰り玉糸
長さ3.6~3.9m(御仕立上がり時)
草木染:藍・矢車
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、街着、ランチなど
◆合わせるお着物 小紋、御召、紬
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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