商品番号:1531410
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
サラリ、質感で装う夏の和姿。
四季をまとうということは…
和姿ならではの感覚、そして通の贅沢。
だからこそ、その独特の素材感が愛されてやまない、夏の麻素材。
そんな夏の麻素材を用いて織りだされた織物の…最高級品に冠せられる
『上布』の文字。
残念ながら証紙はございませんが、
この風合い、絣の組み合わせから能登上布で
間違いないと思われます
頑なに伝統を守り、織り継がれた幻の上布…
街の喧騒から遠く離れた羽咋の里に響く機織りの音が、
心に聞こえてくるのではないでしょうか。
どうぞお手にとって眺めて見て下さい。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが
目立つ傷よごれもないおおむね美品です
【お色柄】
風合いは宮古上布の「カーボン紙のような」それと類似しており、
薄く薄くハリがあり、蝋引きの光沢感がございます。
深い黒色の地には、白色の絣にて格子模様が織りあらわされてございます。
古来から脈々と受け継がれてきたと言われる能登上布。
織物の原点を思わせる素直さ、表情の豊かさ。
放熱効果と吸水性、しゃっきりとした手触り。
麻ならではの、麻のみが持つ夏を感じさせる涼感。
いつまでもいつまでも飽きのこないシンプルな表情のお品は、
毎年夏が来る毎に、季節を告げるひと品となることでしょう。
【 能登上布について 】
石川県無形文化財指定
越後、宮古に並ぶ日本の三大上布のひとつ。
約2000年前に崇神天皇の皇女が中能登地方で
機織りを教えたことが能登上布の起源とされる。
昭和初期の最盛期、織元の数は120軒以上になり
麻織物の県生産量が日本一となったが、戦後の
ライフスタイルの変化とともに着物離れが進み、
現在は山崎麻織物工房が能登上布唯一の織元である。
原料の麻は一般的なリネンではなくラミー(苧麻)。
手織りの麻の素材感、他地方にはない能登独自手染の
押捺染、ロール捺染と呼ばれる職人技術から生まれる
染めにじみが少なく緻密で、能登の風土を映した
すっきりとした絣模様が、ひんやり涼しい風合い、
「蝉の羽」のような透け感や軽さ、丈夫さ、シャリ感、
光沢感、張り感が特徴。
絣柄の多くは幾何柄模様の十字絣を始めとする
複雑な経緯絣で構成されている。
表:麻100% 衿裏:絹(縫製:手縫い)
※居敷当無し、背伏付き
身丈(背より) | 159.5cm (適応身長164.5cm~154.5cm) (4尺2寸1分) |
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裄丈 | 68.5cm(1尺8寸1分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30.3cm(8寸0分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、観劇、芸術鑑賞、お食事など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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