商品番号:1530035
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
海からの贈り物。
神話の時代より貴重な宝物である真珠。
その美しさは、かのクレオパトラも愛したといわれております。
そんな真珠を帯地に込めて…
気品に満ちた高雅な西陣帯が生まれました。
中でも気品漂う有職柄が入荷しました。
お仕立て上がりでお値打ちなこの機会に
ごゆっくりこの帯の持つ魅力をご堪能下さいませ。
【お色柄 】
真珠の表面を削った真珠の粉が用いられております。
和紙の上に箔を敷き、そこに、粉砕した真珠の粉を重ね作られるのです。
そうして帯に織り込まれた箔が、美しい光沢と独特の奥行きを演出し、
他にはない表情をお楽しみいただける仕上がりとなっております。
さらりと、しなやかでキメ細やかな風合いの帯地。
白銀色を基調として、菊花をモチーフにした七宝つなぎ紋が
織り成されました。
内には高野槇や白樺 五葉つつじ ハマナス ゆうななど
皇族ゆかりの御印の花が優彩にて織り込まれています
その中で、ところどころに配された真珠箔ならではの上品な煌めき。
そのパールの輝きは、さり気なく気品を添える印象です。
【 真珠箔について 】
真珠の粉を箔に織り込む技法、真珠箔。
本真珠の表面だけを削り取るという特殊な技法で真珠の粉を作ります。
そして和紙の上に本金箔を敷き、その上に粉砕した真珠の粉を重ねて撒き散らし、金箔に摺りつけて。
今度は、絵柄に合わせて摺りつけた真珠の層を摺り出し、下層にある本金箔を浮かび上がらせます。
出来上がった「真珠本金箔」を帯の緯糸として織り込めるよう、細かい糸状に裁断します。
袋帯を織り上げるのに、約一万本の箔が必要になります。
仕上げは糸状に裁断した「真珠本金箔」を一本一越づつヘラで引き込み織ります。
帯に織り込むと箔の輝きと美しさがすばらしく遠近感をもたらすのです。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ4.4m
浅山織物謹製
耳の縫製:袋縫い
柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 4月~5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、色無地、付下げなど
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