商品番号:1528521
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【 仕入れ担当 更屋より 】
目には捉えられない水面の揺らぎの世界…
「墨流し染」は水の自然な流動性と職人の手作業により生まれる
可変的な美しさは一つとして同じものがありません。
今回ご紹介致しますのは、現代の名工『薗部正典』さんの
特選墨流し京友禅小紋着尺をご紹介いたします。
平安時代より三十六人衆や古筆初の料紙に用いられてきた、
墨流しの優雅な技法を染に応用した唯一無二の一枚。
最近ではどんどんご紹の機会が減ってきております。
センスあふれる一枚をどうぞこの機会お見逃しなきようにお願いいたします。
【 お色柄 】
しっとりとなめらかな肌触りの丹後ちりめん地に流れる
墨流しの独特の動きのある美しいお柄…
生成り色の生地に消墨色と絹鼠色によって揺らめきが魅せる意匠美。
その上から重ねるように鶯色の落葉を染め表しました。
主張しすぎず個性的な着姿をお楽しみいただけます。
葉が水面へと落ち、不意に優しく凪いだような…
そんな温かさも感じ、ふわりと伝わる水の振動が想像できます。
まさに墨流し技法は一瞬の芸術です。
見るほどに深まりゆくその存在感。
決して計算では得られない一期一会の染めの表情に、
吸い込まれてゆきそうな魅力を感じます…
お目に留まりましたら是非ご検討ください。
【 墨流し染について 】
水の上に墨汁を流すと、墨汁が水に溶け込まずに、水面の流動性の中で、模様を描き出す…
ゆうるりとやわらかな曲線を描きながら広がる墨流しの文様…
二つと同じ物は生まれない一発勝負の世界で生まれた一品。
水面に息でかすかな風を当て、自然に成る染料の模様が重なって…
微妙に揺れて、ふたつとない模様ができる。
水と染料、卓越の匠技で繰り広げられる一瞬の勝負…
それが墨流し染めです。
【 伝統工芸染色作家 薗部正典氏について 】
昭和13年 三重県度会郡にて生まれる
昭和31年 伝統工芸技術功労賞受賞者の染色工芸作家小倉好象氏に師事
マドレー染の技術を修得
昭和42年 独立
昭和45年 (株)薗部染工設立
独自の染色世界を広げつつ事業を拡大し後進の育成に努めている
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
長さ約13.5m 内巾37cm(最長裄丈約70cmまで 最長袖巾肩巾35cmまで)
白生地には特選丹後ちりめん地を使用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、音楽鑑賞、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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