商品番号:1526950
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
430年もの歴史を持ち、人間国宝を生み出した…
名水と清流が育んだ郡上紬。
年間にしますとわずか20~30反ほどにしか織りあがってこないとされ、
年々制作数が減少し、御仕立て上がりのご紹介も極々僅か…
この度は偶然にも貴重な未仕立ての新品を仕入れて参りました。
中でもこの口織は京都の織物専門問屋、室町の加納別誂の作品でございます。
郡上八幡にいきづく伝統、
大切に紡がれてきた郡上の歴史を…
この機会にぜひご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
見るほどに深まる…
厚地でふっくらあたたかい織り。
そして、着れば着るほど身体になじむ着心地。
生活から生まれた素朴な紬本来の姿が、その色彩と地風に感じられます。
草木のナチュラルなお色を、何度も何度も染めこんで、
穏やかな丁字色を基調とした地に、柳鼠色、藍色、長春色を用いて段模様を織りなして。
微かに浮かぶ節感がシンプルながらも趣き深い仕上がりとなっています。
【 郡上紬について 】
岐阜県の山間に位置する郡上八幡で制作されて来た
草木染め手織紬。
経糸には、節糸の玉繭を、緯糸には質の良い
春繭からとれる本真綿の手紡ぎ糸を用い、
植物染料で染め上げ製織される。
植物染料は郡上に自生する茜、苅安、阿仙、藍などを
用い、宗廣力三が編み出した「どぼんこ染」という
染色方法で温かみのある色合いの、堅牢な糸となる。
古くからあった名称ではなく、第二次世界大戦後
つけられた比較的新しいもので、「地織り」と呼ばれる
屑繭をためて紡ぎ、手機で織る自家用の紬が養蚕を
通じ農家の自家生産として製織されていたが明治以降
衰退、戦後になって工芸家の宗廣力三(1914年~89年)が
再興、1952年に設立した郡上郷土芸術研究所(1958年から
郡上工芸研究所に改称)で今に至るまで製作されている。
なお、宗廣力三は、「どぼんこ染」、「初音絣(はつねがすり)」、
「紬縞織」、「絣織」が高い評価を受け、1982年に紬縞織、
絣織で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
絹100%
長さ約12.7m 内巾36cm (最長裄丈約68cmまで 最長袖巾肩巾34cmまで)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お出かけ、お食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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