商品番号:1526000
(税込)
【仕入担当 竹中より】
希少な作品を見つけてまいりました!
きものデザイナー&コーディネイターであり、
和装コレクターとしても著名な故池田重子氏。
結城紬の名門【奥順】とその【池田重子】の企画品である、
超希少な『結城ちぢみ』の御品でございます。
証紙もございますし、池田重子氏監修のお色味は
是非ともお手元でご確認いただけますとその美しさを感じて頂けることでしょう。
ファンの方には是非ともオススメしたい秘蔵の逸品です。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がりとして仕入れましたが
着用感もわずかなおおむね美品でございます
お探しの方はぜひこの機会に!
【お色柄】
肌にさらりと軽い、細やかなシボ感。
結城ちぢみと結城紬の違いは糸の種類。
経糸にも緯糸にも無撚の紬糸を使う「平織」と区別して、
緯糸に強撚糸を使うものが「縮織」でございます。
昭和30年代までは結城紬といえばこの縮織のことを指す程、
生産量が高かったのですが、「平織」が重要無形文化財の
指定を受けるのを機に生産の主は「平織」にかわり、
現在「結城縮」は非常に希少な存在となりました。
肌に軽い、ややざらりとした細かなシボ感の残る独特の風合い。
お色は味わいのあるベージュを基調に織り上げられた地。
その地に 池田重子氏 創作意匠の笹葉と青海を組み合わせたような
モダンな図柄がリズミカルに浮かび上がります
シンプルなデザインは帯あわせもしやすく、
カジュアルシーンで重宝して頂けることでしょう。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
池田重子プロフィール
■横浜に生まれる
祖父の事業の成功によって一代で財をなし、
幼少の頃より一級の美術品に囲まれて育つ
■昭和48年京王デパートにおいて「時代布屏風個展」開催
■昭和51年時代布と時代衣裳の店「池田」を東京・目黒に開店
■平成5年「日本のおしゃれ展」開催(伊勢丹美術館)
「徹子の部屋」に出演
■平成7年「日本のおしゃれ展」開催(伊勢丹美術館)
■平成10年「日本のおしゃれ展」開催(伊勢丹美術館)
■平成12年 「日本的和服名品展」開催(台湾/台北・高尾)
【 結城紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年3月30日指定)
平織と縮織が茨城県無形文化財に指定(※1953年)
文部科学大臣指定重要無形文化財総合指定(1956年)
ユネスコ無形文化遺産への登録認定(2010年)
茨城県・栃木県を主な生産とする絹織物
茨城県西部の結城市と隣接する栃木県
小山市などで製織されている。
結城郡の旧石下町(現・常総市)にも
「いしげ結城紬」があり、手織のほか機械織
(力職機)による製織、糸も真綿手つむぎ糸、
石下の手紡糸、撚糸工場の強撚糸など様々である。
平織と縮織の2種類があり、現在の結城紬は
撚りのない糸を経と緯に使用する平織が主流で、
全体の約97%を占めるが、かつては横糸に
強撚糸を使い表面がちりめん状に仕上げられた
縮織が主流であった。
戦後昭和中期頃は縮織が結城紬全体の
約9割を占めていた。
元来は堅くて丈夫な織物であったが、絣の
精緻化に伴い糸が細くなってきたため、
現在は「軽くて柔らかい」と形容されることが多い。
本結城の工程は国の重要無形文化財で
「本場結城紬」は地域団体商標に登録されている。
【 歴史 】
1865年 初めて絣の結城紬が制作される
1873年 ウィーン万国博覧会出品
1953年 平織と縮織が茨城県無形文化財に指定される
1956年 4月24日重要無形文化財指定(平織のみ)
同時に従事者6名が技術保持者に認定
1961年 結城市を中心とした各市町村により
財団法人重要無形文化財技術保存会設立
1974年 NHK朝の連続テレビ小説で放映された
『鳩子の海』で一部結城市が舞台となり、
結城紬の知名度が高まる。
1976年 技術保持者6名の認定解除
保持団体の認定に変更
171名で本場結城紬技術保持会設立
同会が重要無形文化財「結城紬」の
保持団体として認定
1977年 3月30日経済産業指定伝統工芸品承認
結城紬伝統工芸士認
(この年の認定者は染2名、絣くくり6名、織り6名)
1986年 栃木県伝統工芸品
1988年 茨城県郷土工芸品の指定を受ける
2004年 品質検査の際に重要無形文化財の指定要件を
満たしていない反物にも「重要無形文化財指定」証票が
不正交付されていたことが明らかになり文化庁が保存会に
改善を指導
2005年 6月3日分の検査合格品より全反物が
「重要無形文化財」表記のない証票へと変更
2010年 ユネスコ無形文化遺産リストに登録。
2014年 小山市市職員「紬織士」の採用制度開始
表裏とも絹100% 縫製手縫い
八掛 薄銀鼠
身丈(背より) | 158.3cm (適応身長163.3cm~153.3cm) (4尺1寸8分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71cm(1尺8寸7分) 袖巾35.6cm(9寸4分) 袖丈54.5cm(1尺4寸4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣(5月下旬~6月、9月~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 観劇、お食事会、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 オシャレ袋帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半幅帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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