商品番号:1524992
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
なんと風格あることでしょう…
年々どんどん希少になりつつある、西陣の手織り爪掻き本綴れ。
綴れ帯の名門「本つづれ勝山」の創業者である勝山正之氏が、
あくなき創作意欲とともに設立した…
白龍庵勝山より、美しき表情に魅了される≪煌峯つづれ錦≫袋帯をご紹介いたします。
まさに極上、連綿と受け継がれる
西陣の匠技がしのばれるような作品。
惜しまれつつも機を閉じられることとなり、
今後新たな作品が生み出されることはございません。
次回のご紹介はお約束できませんので…
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
従来のものとは全く違う、このやわらかさ。
「打ち込み」という、糸を織り込む本数が格段に違います。
綴れ地とは思えないほどにやわらかく、締め心地は格別の仕上がりです。
地色は黒色と基調に、金糸をふんだんに交え光を受けて煌めいて…
意匠には鳥襷華文を織りなしました。
センスがないと野暮に、熟練の織技でなければ弱い印象になりがちな
古典ベースの意匠、このデザインをここまでの完成度で織り上げる。
流石、としか言い用がございません。
このデザインでございましたら、流行りすたりもなく、
ご年齢も問わず、 また、お着物の意匠の邪魔をいたしませんので、
色留袖、訪問着、付下げ、色無地…と、
幅広くコーディネート頂けることでしょう。
名織元のこの一品、ご堪能いただきたく存じ上げます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
畳み皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 白龍庵勝山について 】
昭和14年 創業者 勝山正之 京都西陣に生まれる
昭和37年 同志社大学卒業後 父親経営の勝山九一商店に入店
昭和42年 同店 店主になる
昭和52年 株式会社本つづれ勝山 設立
昭和54年 有限会社暁山織物 設立
昭和60年 上記2社を弟に譲り、勝山商事株式会社 設立
昭和62年 本社移転にあたり、社名を「株式会社白龍庵勝山」に変更
平成17年 創業者死去により、二代目 勝山朝成が遺志を継承
平成24年 西陣織大博覧会に初出展『京都府知事賞』受賞
平成25年 西陣織大博覧会において『京都商工会議所会頭賞』受賞
平成26年 西陣織大博覧会において『(財)大日本蚕糸会会頭賞』受賞
平成27年 西陣織展2015において『文部科学大臣賞』『京都商工会議所会頭賞』受賞
平成28年 西陣織展2016において2年連続『文部科学大臣賞』受賞
令和2年 惜しまれつつ制作活動に終止符を打たれる
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、お食事会、お付き添い、パーティー、観劇など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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