商品番号:1524167
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
キモノ雑誌にも多く取り上げられ、お着物通から高い支持を集めていらっしゃる、
西陣の中でもお洒落ものの名門≪渡文≫より…
特選西陣手織りすくい袋帯をご紹介いたします!
両面ですので、その日の気分に合わせてお好きな面をお締めいただけます。
お手にもっていただければ分かるのは、その軽さ!
長時間お締めになっても疲れにくいことと思います。
年々渡文さんのお品はお値段が上がってきておりますので、
今回のようにお値打ちに未仕立てのお品をご紹介できることも稀でございます。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
本品は最高級品のひとつとして知られております。
特殊な織技法による櫛掻き織により、
平織りでありながら生地に立体感を持たせた、
深みある色と質感で織り成されたしなやかな1点です。
深い黒色を基調にした軽やかな帯地。
水色と紫色で紗綾型段の意匠が表現されました。
独特の艶感を加えた面持ち。
もう一面にはシンプルな霞模様を織りなしました。
所々に配された紬糸がアクセントに、
なんともいえない深みを醸し出しております。
また、真綿紬糸と強撚糸で綾なされた地風は軽くてシャリ感があり、
袷から単衣まで、存分のご活用いただける地風です。
【 渡文について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.37
1906年(明治39年)創業
創業者・渡邉文七が15歳で西陣機屋に丁稚奉公の後、
20歳代半ばで独立、徐々に手織機、力織機の稼動を増やし、
今の地位を築き上げた。
「創造性あるもの作り」を理念に、
結びやすい帯を織り続けている。
有職文様の格調高い形式美の意匠「名物裂」、
真夏以外1年を通して使用できる手織の
「波衣(なみごろも)」、1本糊の技法を用いて
製織された、軽くてシワになりにくい
「纐纈(こうけつ)ST」などのシリーズがある。
【 沿革 】
1882年 創業者渡邉文七 京都府北桑田郡知井村に生まれる。
幼少にして父と死別。15歳で京都に出て、
西陣「山下槌之助機業店」に丁稚として奉公する。
文七は帯作りの修行に励み、その非凡な才能と努力を
認められ番頭に昇進。
1906年 独立を決意、山下家から別家を許され
「渡邉文七機業店」を創業。
1914年 手機20台を稼働させ紹紦、肩裏、絽丸帯などを製織
経営の基盤を固める。
1922年 力繊機を導入、広巾で織り上げた帯地を2つに裁断して、
単帯として売り出して好評をはくした。
1936年 手機100台、力織機10台をもって操業する西陣の中堅機業に成長。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
渡文謹製
西陣手織協会の手織之証が付いております。
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
表地:太鼓柄 裏地:太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、女子会、街着など
◆あわせる着物 おしゃれ訪問着、色無地、御召、小紋、紬など
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