商品番号:1522076
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
名水と清流が育んだ、郡上八幡にいきづく伝統工芸…
織物ファンならご存知、人間国宝を生み出した郡上紬。
手織りの高級品が並ぶ紬の中でも、
郡上紬はお品さえ滅多とお見かけすることのできない希少紬でございます。
年間にしますとわずか20~30反ほどにしか織りあがってこない郡上紬でございます。
これからその価値は益々上がってくることでしょう。
年々制作数が減少し、御仕立て上がりのご紹介も極々僅か…
この度は偶然にも貴重な残布の残った極上品を仕入れて参りました。
大切に紡がれてきた郡上の歴史を、ぜひご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
見るほどに深まる…
厚地でふっくらあたたかい織り。
そして、着れば着るほど身体になじむ着心地。
生活から生まれた素朴な紬本来の姿が、その色彩と地風に感じられます。
草木のナチュラルなお色を、何度も何度も染めこんで、
白茶色に紅緋色、縹色が混じり合い、味わい深い段模様が織りなされました。
微かに浮かぶ節感がシンプルながらも趣き深い仕上がりとなっています。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
仕付け糸もついたままの美品でお手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 郡上紬について 】
岐阜県の山間に位置する郡上八幡で制作されて来た
草木染め手織紬。
経糸には、節糸の玉繭を、緯糸には質の良い
春繭からとれる本真綿の手紡ぎ糸を用い、
植物染料で染め上げ製織される。
植物染料は郡上に自生する茜、苅安、阿仙、藍などを
用い、宗廣力三が編み出した「どぼんこ染」という
染色方法で温かみのある色合いの、堅牢な糸となる。
古くからあった名称ではなく、第二次世界大戦後
つけられた比較的新しいもので、「地織り」と呼ばれる
屑繭をためて紡ぎ、手機で織る自家用の紬が養蚕を
通じ農家の自家生産として製織されていたが明治以降
衰退、戦後になって工芸家の宗廣力三(1914年~89年)が
再興、1952年に設立した郡上郷土芸術研究所(1958年から
郡上工芸研究所に改称)で今に至るまで製作されている。
なお、宗廣力三は、「どぼんこ染」、「初音絣(はつねがすり)」、
「紬縞織」、「絣織」が高い評価を受け、1982年に紬縞織、
絣織で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
◆八掛の色:樺色
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
身丈(背より) | 161cm (適応身長166cm~156cm) (4尺2寸5分) |
---|---|
裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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