商品番号:1518792
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【仕入れ担当 吉岡より】
名水と清流が育んだ、郡上八幡にいきづく伝統工芸…
織物ファンならご存知、人間国宝を生み出した郡上紬。
豊かな自然と綺麗な水、そして400年以上の歴史…
多く織り上げても月に製作反数はわずか3反。
年間にしますとわずか20~30反ほどにしか織りあがってくることはございません。
まさに「幻の紬」と称される逸品。
残布もきっちり付いた極上品を仕入れて参りました。
宗廣氏が亡くなった今、その美術的価値から、宗廣氏の作品を現実的に
お召しいただくことはもはや難しいものと思います。
それでも…氏の心を受け継ぐ紬が、まだここに存在いたします。
大切に紡がれてきた郡上の歴史を、ぜひご堪能下さいませ。
【色・柄】
草木のナチュラルなお色を、何度も何度も染めこんで、
こっくりと味わい深い砂色を基調に、藍鼠色や香色をぼかし風に加え
格子状で浮かぶ優彩の色糸がアクセントに郡上らしさを醸し出しております。
厚地でふっくらあたたかい織り。
そして、着れば着るほど身体になじむ着心地。
生活から生まれた素朴な紬本来の姿が、その色彩と地風に感じられます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 郡上紬について 】
岐阜県の山間に位置する郡上八幡で制作されて来た
草木染め手織紬。
経糸には、節糸の玉繭を、緯糸には質の良い
春繭からとれる本真綿の手紡ぎ糸を用い、
植物染料で染め上げ製織される。
植物染料は郡上に自生する茜、苅安、阿仙、藍などを
用い、宗廣力三が編み出した「どぼんこ染」という
染色方法で温かみのある色合いの、堅牢な糸となる。
古くからあった名称ではなく、第二次世界大戦後
つけられた比較的新しいもので、「地織り」と呼ばれる
屑繭をためて紡ぎ、手機で織る自家用の紬が養蚕を
通じ農家の自家生産として製織されていたが明治以降
衰退、戦後になって工芸家の宗廣力三(1914年~89年)が
再興、1952年に設立した郡上郷土芸術研究所(1958年から
郡上工芸研究所に改称)で今に至るまで製作されている。
なお、宗廣力三は、「どぼんこ染」、「初音絣(はつねがすり)」、
「紬縞織」、「絣織」が高い評価を受け、1982年に紬縞織、
絣織で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
八掛の色:硫黄色(無地)
身丈(背より) | 161cm (適応身長166cm~156cm) (4尺2寸5分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 51cm(1尺3寸5分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺8寸0分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事、お稽古など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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