商品番号:1521149
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
いわずと知れた名門、龍村美術織物。
染色工芸に対する功績で美術院恩賜賞を受けた初代龍村平蔵の創業に始まり、
古代織物の研究、それを基盤とする織物美術創作の伝統を受け継いで、
世界的に認められる美術織物を世に送り出しております。
今回ご紹介のお品は、龍村らしさこの上ない龍村裂の経錦帯
おきもの好きの方でしたら、すぐに龍村とお分かりいただけることでしょう。
伝統と歴史。
奥深い魅力あふれる美術織物を、素敵なおきもの姿にご活用ください。
色無地、小紋から、織りのおきものにもコーディネートいただけます。
百貨店などでご覧になられた方もいらっしゃることと思います。
どうぞこの機会をお見逃しなく、末永くご愛用くださいませ!
【商品の状態】
未着用新古品ですので
新品同様の美品です
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【お色柄】
銘『 チャンカイの申 』
先インカの染織は、実に多彩な技法を開発し、華麗さと渋さを併せ持つ
感覚の幅を示しています。また豊かな色彩表現と共に意匠に表わされた
様々な形は、写実的なものから始まり、形をいくつかの要素に分解し、
組合せて最後のパターン化してしまう程に千変万化された大胆な抽象力と、
ユーモラスな人間味豊かなものです。
この文様は、ペルー国の首都リマ市より北方海岸80キロメートルにある
チャンカイ川流域を中心として、先インカ文明の最後の地方文化として栄えた
チャンカイ文化の染織である、猿と幾何文様を組合せ集約したもので、
これを経錦の織法でおりあげた異色の文様の錦であります。
【経錦(たてにしき)について】
経錦とは、何色もの彩色を用い紋様を織り出す、
錦の中でも最も古い歴史を持つ織物です。
中国より渡来し、7~8世紀の飛鳥・奈良時代の
遺品は、法隆寺や正倉院に伝えられています。
経錦の技法は、経糸によって地の文様も織り出されて
いる錦です。つまり、三色の配色によるものであれば
三色三本の経糸を一組として、これが互いに
表裏浮き沈み交代して、地や文様を織り出しています。
【 龍村美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.644
1894(明治27)年創業
初代龍村平蔵氏より連綿と受け継がれた、「独創」
「復元」「美的感覚」の三要素を帯づくりの
基本精神に据え、古代織物の研究と復元を基盤に
美術織物という新しい分野を確立した。
帯に始まり、小物やタペストリー、緞帳など
その製織品は多岐にわたる。
【 十日町紬について 】
新潟県十日町で製織されている先染の絹織物。
経絣、緯絣などの技術を用いた緻密な柄が特徴で
絣、縞、格子をはじめ伝統的な柄から現代的な柄まで
多様な色柄のものがある。
絹100% 長さ約3.62m
証紙644 龍村美術織物謹製
◆全通柄 ◆比翼仕立て 開き仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お茶会、音楽鑑賞、観劇、女子会、街着、お稽古、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、紬、御召
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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