商品番号:1520432
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【 仕入れ担当 田渕より 】
澄んだ空に地平線の果てまで広がるコバルトブルーの海。
強い日差しに熱せられた風が肌を撫で、
太陽に向かって背を伸ばす花草の間をするりと抜ける。
恵まれた豊かな自然と育まれてきた伝統がそこにございます。
人間国宝:宮平初子氏の実子であり、沖縄県指定無形文化財保持者、
幼き頃より、母、初子氏の機織りの様子や織り上がった布とともに、
自然に首里の織物に触れられて育った生粋の織人、
ルバース・ミヤヒラ吟子氏による首里織九寸帯のご紹介です。
全ての工程をお一人でなさっておりましたので、
創作点数も多くはなく、希少なお品でございます。
また、吟子氏は2018年12月に死去されておりますので
その作品は現存するもののみで新しく創作される事はございません。
その希少性は高まるばかり…
最近では問屋さんをまわっていても見かけることはなくなりました。
それ故にこれからその価値はどんどんと上がっていくことでしょう。
希少な秘蔵の逸品をお届け致します。
是非ともこの出逢いを大切に、ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
穏やかな色彩にシンプルな織りの風情…
素材の質感豊かでありながらも、さらりとした手触りの帯地。
どのようなお着物にもコーディネートいただきやすい、
落ち着いた黄土色の地にふうわり浮かぶ花織の凹凸。
雄大な琉球の自然、底知れぬ生命力を感じさせてくれる
ふくよかな仕上がりには、見るものの心揺さぶる力強さに
つつみこむようなやわらかな魅力に満ち満ちております。
見るほどに、味わいと深い伝統の感じられる素晴らしいお品でございます。
どうぞお見逃しないよう、存分にご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100%
長さ約3.65m
全通柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご年代は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、観劇、芸術鑑賞、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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