商品番号:1520430
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【 仕入れ担当 田渕より 】
これまでほとんどご紹介の無かった希少な作品。
夏黄八、その希少なお品の中でも、
創作数の大変少ない九寸名古屋帯のご紹介です。
伊豆七島のひとつ、
八丈島の伝統工芸士・西條吉広氏によって、
本場黄八丈と同じ方法にて草木染めされたお品を、
問屋さんの長期在庫品のB反として仕入れて参りました。
今となっては八丈島唯一の染め元となってしまった西條吉広氏。
二つとまったく同じ色はできないといわれる中の
まさに一期一会の彩りになりました。
この機会にどうぞご検討くださいませ。
【 お色柄 】
独特のシャリ感のある、フシが浮かぶ帯地。
黒色、憲法色、墨黒色を用いて縞間道を織りなして。
それぞれの彩りの絶妙のコントラストは本当に絶品…
シックな表情は、飽きることなく末永くご愛用いただけます。
夏物として織られてでございますが、
かなりおさえた透け感のため
単衣 もしくは多少あわせにもお締めいただけるしっかりとした風合いです。
織物ファンの方、お目に留まりましたら是非。
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 黄八丈について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年10月14日指定)
八丈島に伝わる草木染めの絹織物
その歴史は古く800年以前から納税品として納められ、
八丈島の名は「八丈織」から取られたとも言われる。
現在では後継者が少なく、黄八丈技術保存会が発足され
その技術者の保護にあたっている。
代表格である黄色の黄八丈の他に、黒を主にした
「黒八丈」、樺色を主とした「鳶八丈(とびはちじょう)」
がある。「ふしづけ」や「あくつけ」、「泥つけ」と
呼ばれる染めが特徴的で、糸染めに使う色は八丈刈安
(学名:コブナグサ)の黄、マダミ(学名:タブの木)の樺、
椎の木と泥染めを用いた黒の三色が主だった色で、八丈島の
厳しい自然の中で得られる染料が三色に限られた事に由来する。
製織には地機(じばた)が使われたが、現在はほぼ
高機(たかはた)による製織である。
伝統的な技術・技法
・先染めの平織り又は綾織りとする。
・よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる。
・染色は、手作業による浸染とする。
※この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又は
シイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
他の地方で織られた類似品に米沢八丈、秋田八丈がある。
孤島で織られる着物好きの終着点。
絹100%
長さ約3.7m
全通柄
◆最適な着用時期 単衣・盛夏(5月下旬~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お食事、街着など
◆あわせる帯 色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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