商品番号:1520418
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
京室町呉服問屋界隈におきましても、
通常ではなかなかお目にかかれない、大変貴重な逸品…
勲七等宝冠章受賞者、嘉手苅(かてかる)カメ子さんが
丹精込めて仕上げた、まさにクラシカルなひと品。
残念ながら2019年に101歳で天寿を全うされたカメ子さんは
晩年まで機に携われていたと聞いております。
織物愛好家の方はどうかお見逃しのないようお願い致します。
【 お色柄 】
やわらかく、どこか懐かしい…ほっとする手触り。
琉球藍の色をうつした、紺色を基調とした紬地は節糸の凹凸の表情豊かに…
その地に絣模様を込めた格子模様を織りなしました。
熟練した織り手が時間をかけて
手織りした布の凛とした贅沢さ。
身にまとえば、それらを肌で実感していただけることでしょう。
お手元で、どうか末永くご愛用いただけましたら…
心からそう願ってやみません。
ここ京都から南国の心を、大切にお届けいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 嘉手苅カメ子について 】
終戦後のもののない時代…
材料となるものもないため、米軍のロープを解いて素材とし、
織物を続け、首里の博物館の昔の織物にヒントを得て毛糸の織物に
挑戦と、探求をかさねてきた職人魂。
伝統工芸士として琉球絣の発展に寄与し、85歳当時も現役として活躍。
多くの後継者育成の功績が認められ、勲七等宝冠章を受賞されました。
その後、長男である嘉手苅千勇氏と共に
『嘉手苅かすり工房』を経営、織り手を指導しながら
絹や上布などの織物を創作されておりました。
略歴
大正8年生まれ
1935年 南風原村立織物補習科卒後織を始める
1946年 織物工房を自営始める
1982年 日本民芸公募展奨励賞
1983年 沖縄県知事優秀技能者表彰
1985年 勲七等宝冠賞受賞
2004年 沖縄県文化協会功労賞
2019年 2月11日死去 享年101歳
【 琉球かすりについて 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1983年4月27日指定)
生産地:沖縄県南風原町
生産数は年間3000反以上(帯含む)
※伝統的工芸品に指定されている
織物の中ではトップクラスの生産反数を誇る。
主に絹糸を使用した平織の織物で、糸の染色には
草木を原料とした染料のほか化学染料等が用いられる。
元々は泥藍で染めた木綿絣が原点で、現在では絹糸が
主流となり、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸、麻糸から
毛糸といった様々な糸が用いられている。
特に特殊な撚りをかけた壁糸を使うカベ上布は夏物の定番。
図案は琉球王府の御絵図帳(みえずちょう)に収蔵されており、
古くは手形(発注書のようなもの)の形で添付され
製織されていた。
植物、動物、生活用品などがモチーフで、ひとつひとつの
図柄に意味を持ち、種類は600種にもおよぶ。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当付き
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
---|---|
裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 31.5cm(8寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm(1尺8寸1分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣(5月下旬~6月、9月~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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