商品番号:1517768
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【 仕入れ担当 田渕より 】
室町界隈でも滅多と出逢えません。
人間国宝『上野為二』氏の孫であり、
京友禅の名門、上野家の弐代目上野為二(上野眞)氏の監修による
美しい色彩の綴織袋帯を仕入れて参りました。
物心つく前より、人間国宝である祖父・為二氏や父・忠夫氏の仕事を見て育まれた類稀なる感性が、
本物だけを見極め、匠の技を守り、『上野真』氏の孤高の文化を築き上げました。
どうぞ、この機会に稀少な一品をお楽しみいただければ幸いでございます。
【 お色柄 】
綴れ特有のシャリ感を残すしなやかな帯地。
上品な茅色を基調とし、
極細の金糸を通し、美しく瞬くつやめきのその地に矢羽根を込めた段模様を浮かべました。
柄に合わせて織り込まれた金糸が、ふんだんにあしらわれています。
また帯裏には雅やかな菊花文様を織りなし、重宝の両面使いとなっております。
その創作性溢れる柄行。
神秘的かつ味わい深い色使い。
光を受けて大変優美な表情を魅せております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 弐代目上野為二(四代目上野眞)について 】
京友禅作家
京友禅の名門・上野家の四代目
※1955年に始まった重要無形文化財及び保持者の
認定で、最初に認定をうけた友禅の人間国宝
初代・上野為二を祖父に持つ。
初代上野為二は古代加賀の研究を元に
京友禅に加賀友禅の趣きを加えた技法を生み出し
日本画と洋画双方の技術を学ぶことで絵画的
テーマと表現を深めた。
上野家のお家芸は繊細な糸目と独特の配色で
表現された茶屋辻や御所解模様で、初代上野為二が
残した松の図案は「上野家の松」として有名。
その作風を引き継ぎ、二代目・上野為二は
古代加賀の柄行を現代調にアレンジした作品を
制作している。
※1955年同時認定を受けた人間国宝は
加賀友禅 木村雨山
京友禅 田畑喜八
【 経歴 】
1957年 京都生まれ
1980年 学卒後、京友禅の染匠高橋啓に入門
1983年 上野を継いで先代職人たちと共に研鑽に励む
2003年 弐代上野為二を襲名。
■上野家初代 上野清江(明治4年~昭和18年)
絵画をよくし、茶人で俳句や和歌にも精通。
■上野家二代 上野為二 (明治34年~昭和35年)
重要無形文化財保持者・人間国宝
古典衣裳を模写し、自己の美学で再構築、
新しい友禅の形式美を築く。
昭和13年、友禅の世界で初めて
重要無形文化財保持者に認定を受ける。
■上野家三代 上野忠夫(昭和6年~昭和52年)
現在の上野工房ビルを建築
■上野家四代 上野眞(昭和32年~)
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.45m
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、初釜、パーティー、お付き添い、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、格の高い小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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