【 仕入れ担当 中村より 】
東西文化の広大な絹の道をテーマとし、
色彩、模様、織物の、進化を見つめ、
現代の美へと昇華させた【 池口平八 】氏による
特選袋帯のご紹介です。
古典がらシルクロード伝来の異国の意匠まで
幅広く網羅し、染織界に独自の世界の世界をひらいた
池口平八氏らしい作風のお品。
お仕立て上がりで美品のひと品が入荷しました。
弊社でもご紹介のほとんどなかった作品です。
作品集もついてお値打ち価格でお届けさせていただきますので
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
濃い辛子色と金糸を織り込んだ、ややザラリとした
地風の帯地に、アースカラーの絵緯糸使いで、
大きな菊花が大胆に織りだされております。
【 商品の状態 】
やや使用感、細かい繊維の毛羽立ち、
糸浮きがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 池口平八について 】
佐波理綴の創始者で有名な池口定男の実弟
1944年京都市北区牛若町生まれ。
父方に初代三条小鍛冶宗近、母方に初代
井関宗麟の血脈を持つ。
永年にわたり東京・京都・奈良・福岡の
4国立博物館をはじめ、全国の博物館、
美術館の「日本の至宝」と呼ばれる美術品や
工芸品の古典を探究。
それらの美の真髄をモチーフとして多彩なきものや
帯を創作し、染織界に「独自の世界」を築いた。
また、スペイン・カタルーニャのサグラダ・ファミリアで知られる
建築家アントニ・ガウディ、パリ・オペラ座の天井絵を描いた
マルク・シャガールをはじめ、クロード・モネ、グスタフ・クリムト、
パウロ・クレーら世界の巨匠の美の世界を染・織・繍・箔
絞の染織工芸を駆使し、 感動とときめきをもたらす
「きもの美」の世界を表現している。
【 経歴 】
1944年 京都市北区牛若町に生まれる。
京都西陣の織屋系譜である織屋宗鱗の母系を継承。
初代宗鱗(室町時代)の偉業を継ぎその意思を
再興すべく織物に従事。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.45m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、和のお稽古、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、江戸小紋 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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