商品番号:1513974
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【 仕入れ担当 田渕より 】
この織口にこの意匠…
これはと思いタレ先を開くとやはりそこには、洛風林の文字。
洛風林と言えば、自社で製織を行うのではなく、
『洛風林同人』と呼ばれる織り手、機屋が実際に物作りを行っております。
その同人には徳田義三や白洲正子、河井寛次郎などの著名人と交流を持ち、
勝山織物や桝屋高尾、帯屋捨松、北村武資など錚々たるメンバーが名を連ねております。
今回ご紹介するのは、弊社でも初。
創業170年を超える老舗、ぎをん齋藤。
そのぎをん齋藤の帯制作を担っております、
齋藤織物謹製の逸品でございます。
齋藤織物の落款はございませんが、創業100年を迎える老舗帯問屋さんより意匠確認が取れております。
ひと際意匠、織りに凝った素敵なひと品。
至極の傑作をどうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ざっくりふうわり…
冴える黄色をベースとした紬地は非常に柔らかな地風。
意匠には連珠双鳥紋をあらわしました。
そっと…高雅な艶めきの箔を用いて
存在感の中にも、歴史を感じさせる上品さを失わない…
さすがの意匠です。
洛風林のセンスと齋藤織物の技術。
並々ならぬ感性と圧倒的な織りの表現力で織り上げた傑作。
織地の品格、意匠性のこだわり、
まずどのようなお席にも同じような柄行にはなかなか出会われることはないでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 齋藤織物について 】
創業は天保年間、
百七十年の歴史をもつ祇園を代表する高級呉服店『ぎをん齋藤』。
祇園町の芸妓、舞妓の花柳界をはじめ、
料亭の女将や茶道・華道などの世界でも多数のご贔屓を抱えていることで知られる一流の呉服店です。
そのぎをん齋藤のイメージを形にし、
帯制作として自社製造織元で生み出してらっしゃるのが、齋藤織物。
斎藤織物の物づくりの根底には、徹底的に素材にこだわり、
人間の手のぬくもりが感じられる技術が流れています。
おいしい料理には新鮮な食材が必要なように、
帯作りにもいい素材が必要です。
かなりのこだわりを持ったグルメが増えていますが、
着物通の方でも、 帯の素材にまで
こだわりを持つ方は少ないのではないでしょうか。
斎藤織物の素材へのこだわりは、
世界中どこへでも探しに行くほどの徹底ぶりです。
例えば、中国やブラジルで養蚕された繭をブレンドし、
機械で製糸した絹糸と、滋賀県浅井町で手製糸した絹糸では、
風合いや発色においても大変大きな差が生まれるなど、
徹底的に素材を研究し、最高の帯を作り上げることを使命としています。
【 洛風林(らくふうりん)について 】
創業者である堀江武氏は1923年、当時西陣帯地界の
重鎮であった三宅清治郎の元で修行、独立後、
1954年屋号を「洛風林」 とし独自の作品作りを開始。
帯地の制作にあたっては自社で機は持たず、
洛風林同人と呼ばれる西陣等の機屋に製織を依頼する形で
帯づくりを行う。白洲正子や伊兵衛工房の高林淑子をも
魅了した、洛風林の独特の世界はこの多岐にわたる機屋や
作家に依頼することにより帯として完成されている。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.6m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
※パールトーン加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、趣味のお集りなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、格高い小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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