商品番号:1521752
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
しぼ感が心地良い…
さらりと纏える落ち着きのある紅型。
しなやかな風合いのちりめん地に、
栗山吉三郎氏の味わい深い和染紅型を込めた、
なんとも趣味高い一枚をご紹介いたします。
沖縄の紅型に魅せられた『栗山吉三郎氏』。
氏が、昭和半ばに京都梅が畑で創業した伝統ある工房が、栗山工房です。
美しい色彩の世界・・・
見る度に新鮮に感じ、見るほどに味わい深く心魅かれてならない、
紅型ならではの独特の表情。
似よりの京紅型の小紋もございますが…
やはりこのセンス、染め色の美しさは一線を画するものでございます。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
色彩鮮やかな琉球本紅型と、内地ならではの深みある伝統色が溶け合った…
それこそが、和染京紅型。
独特の深みと味わいは、他のどのようなジャンルにもない、特別なものです。
さりげなく自然味溢れ、情趣ある意匠美。
ぽってりとシボ高のちりめん地は、吸い込まれるような墨色に染め上げられ、
意匠には白抜き柄に映える鶯色や山吹茶色といった色彩使いにて、
葡萄蔦葉の意匠が染め表されました。
吉祥文様として人気のお柄である葡萄はあらゆる方向につるをのばして
巻き付きながら生長することから“他者を取り込み一緒に実を結ぶ”とされ、
成功の象徴や縁起ものとして扱われています。
また、ブドウはたくさんの実をつけることから
「子孫繁栄」といった意味も持っています。
地色と白上げのコントラストに、黄土色や薄柿色の優彩が、
なんともはんなりとした風情を感じさせてくれます。
紅型独特の優雅な南国テイストに、
「紅型」でありながらどこか落ち着いたムードは、
京染紅型・栗山吉三郎氏以外には成しえない、大変センス良い仕上がり…
和の情緒豊かに和染紅型栗山吉三郎テイストをお楽しみ頂けることでしょう。
【 浜ちりめんとは 】
八丁撚糸による美しいシボをもつ絹の織物です。
美しいシボや風合いを出すためによこ糸の撚り回数、
製造管理など細かくこだわって最高の白生地をつくっています。
また、もう一つ特徴として伊吹山の雪解けによる伏流水を撚糸に使用し、
軟水である琵琶湖の水を精練に使用しているため
白生地の手触りや染色性がすぐれていることが特徴です。
【 栗山工房・栗山吉三郎について 】
1952年(昭和27年)工房設立
沖縄の「紅型」と京都の「京友禅」を融合させた
「和染紅型」を生み出す染め工房。
図案、型彫り、糊置き、手差し彩色、引染め、
水洗など京都でも唯一の一貫作業工房として
見学も多い。
現在三代目・栗山吉三郎(西田裕子)氏のもと、
熟練の職人がお着物、帯、バッグや日傘などの
小物を製作している。
■二代目 栗山吉三郎(本名:大箭秀次)
【 経歴 】
1941年 岐阜県生まれ
1960年 初代 栗山吉三郎氏に師事
1967年 栗山工房設立と共に取締役に就任
1975年 初代 栗山吉三郎氏より引継ぎ栗山工房代表取締役に就任
1986年 初代 栗山吉三郎氏没す
1989年 ニ代目 栗山吉三郎を襲名
東京ミキモトホール、京都思文閣美術館にて
「栗山吉三郎の道 展」を開催
1997年 「`97ファッションカンタータ」参加出展
京都染色美術協会の真珠苑に属し、先代から受け継いだ
紅型染めの技術を極めると共に、時代の流れに考慮しながら
現代感覚溢れる和染紅型の呉服、室内装飾品などの
創作に打ち込んでいた。
絹100%
長さ約13.6m 内巾36cm(最長裄丈68cm)
白生地には特選濱ちりめん地を使用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、お食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸帯、八寸帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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