商品番号:1512985
(税込)
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【 仕入れ担当 更屋より 】
幻の繭・小石丸の糸を使用した最高クラスの作品。
未仕立て新品でのご紹介は本当に稀でございます…
京都室町にて250年以上もの歴史を誇る老舗帯匠・誉田屋源兵衛による
逸品を仕入れて参りました。
大切にお届けさせて頂きますので、
お目に留まりましたらどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
【 お色柄 】
織りの技術は敢えて申し上げるまでもないでしょう。
特筆すべきは、やはりこの小石丸。
まろみのある白色の帯地には、
絹本来の艶めきが感じられる美しい緯糸使いにて、
蘭陵王と題された、創作性溢れる花襷の意匠が織りなされました。
舞楽の中でも最も親しまれている演目の一つである、蘭陵王。
勇ましく踊る蘭陵王の装束から着想されたのでしょうか…
意匠はもとより、上質な糸使いによるしなやかで軽やかな一条。
正統派にしてセンス豊かな織り上がりを実感頂ける手触りの本当に良いお品でございます。
格調感じる意匠が着姿を引き締めてくれることでしょう。
趣味性豊かながらも、日本文化に基づいた和の美しさが結実しております。
誉田屋ファンの方はもちろん、上質な帯をお探しの方、
ぜひこの機会をお見逃しなく、どうぞ末長くご活用くださいませ。
【 小石丸について 】
日本古来の在来種の蚕で、蚕の中でも最も細い糸をはき、艶があって張力が強く、
けば立たないなど優れた特性を持っています。しかしあまりにも小さく、繭糸量が
少ないため、昭和期の一時、飼育の中止が検討され、激減したため、その生産量は極端に低く、"幻の絹"と呼ばれております。
極細の糸より織り上げられた生地は、肌触り感がよく、
光沢性、ドレープ性、染着性、発色性、どれも優れた風合いとなっております、
【 誉田屋源兵衛について 】
1738年(元文年間)創業
京都室町の帯の製造販売の老舗。
現在は十代目である山口源兵衛が、代々受け継がれてきた
技術とともに革新の精神を持って意匠、配色、素材、
一切の妥協を許さず、洗練された帯を作り続けている。
【 沿革 】
1738年 初代矢代庄五郎により、南矢代誉田屋創業、
西陣大火災後の復興に尽力。
1868年 6代目矢代庄五郎より、京都松尾出身の
山口源兵衛が7代目を継承。初代誉田屋源兵衛を名乗る。
西陣帯地大元卸商として「横綱」の称号を得る。
1917年 7代目誉田屋源兵衛没、8代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1933年 8代目誉田屋源兵衛没。9代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1981年 9代目誉田屋源兵衛没、現10代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
後、帯作りに専念。
1985年 全国の原始布を素材として個展を開催。
以後、インド、東南アジアの野蚕糸を帯に用いる。
1994年 京都六条の江戸末期の町屋にて創業260周年展。
1999年 「京都誉田屋源兵衛帯ときもの展」開催。
2000年 「誉田屋源兵衛 織りの帯展」開催。
2002年 小石丸企画に対して日経MJ賞受賞。
日本の原種の繭である小石丸の復活と継続、
日本の染色技術の活性化に努める。
2003年 日本文化デザイン大賞受賞。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、お付き添い、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
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