商品番号:1512826
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
結城の織元で有名な【 奥順 】より
穏やかな茶系の美しい真綿結城紬着尺のご紹介です。
芸術鑑賞やご友人との気軽なお食事、街歩きなど
肩をはらないカジュアルシーンにおすすめで
ご年齢を問わず、流行りすたりなく
御召いただけることでしょう。
【 お色柄 】
フシ感のある、薄手の茶系の真綿紬地に、
穏やかな網代文様が一面に織りだされております。
はやりすたりのないデザインかつ、その織り味を
存分にお楽しみいただけますし、帯あわせで
様々な演出ができ、きっと重宝いただけることでしょう。
【 石下(いしげ)結城について 】
産地:茨城県常総市石下町(旧結城郡石下町)
真綿から動力を使い手引きした糸に、経糸はそこに
更に細い生糸を絡ませ補強したものを使用。
製織には動力織機を用いるが、絣が入る場合には
一本一本柄を合わせながら織り上げるため、
『限りなく手仕事に近い』製織方法である。
織り上がった布は本場結城紬と同様、糊抜き・
天日干しを経て、柔らかく着心地のよい地風となる。
本結城の軽くて暖かく、着心地が良いといった
特徴はそのままに、技術の合理化により価格を
抑えることで、手が届く結城紬として流通している。
産地の名を取って『いしげ結城』、また本結城との
差別化をはかり『真綿結城』とも呼ばれる。
【 結城紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年3月30日指定)
平織と縮織が茨城県無形文化財に指定(※1953年)
文部科学大臣指定重要無形文化財総合指定(1956年)
ユネスコ無形文化遺産への登録認定(2010年)
茨城県・栃木県を主な生産とする絹織物
茨城県西部の結城市と隣接する栃木県
小山市などで製織されている。
結城郡の旧石下町(現・常総市)にも
「いしげ結城紬」があり、手織のほか機械織
(力職機)による製織、糸も真綿手つむぎ糸、
石下の手紡糸、撚糸工場の強撚糸など様々である。
平織と縮織の2種類があり、現在の結城紬は
撚りのない糸を経と緯に使用する平織が主流で、
全体の約97%を占めるが、かつては横糸に
強撚糸を使い表面がちりめん状に仕上げられた
縮織が主流であった。
戦後昭和中期頃は縮織が結城紬全体の
約9割を占めていた。
元来は堅くて丈夫な織物であったが、絣の
精緻化に伴い糸が細くなってきたため、
現在は「軽くて柔らかい」と形容されることが多い。
本結城の工程は国の重要無形文化財で
「本場結城紬」は地域団体商標に登録されている。
【 歴史 】
1865年 初めて絣の結城紬が制作される
1873年 ウィーン万国博覧会出品
1953年 平織と縮織が茨城県無形文化財に指定される
1956年 4月24日重要無形文化財指定(平織のみ)
同時に従事者6名が技術保持者に認定
1961年 結城市を中心とした各市町村により
財団法人重要無形文化財技術保存会設立
1974年 NHK朝の連続テレビ小説で放映された
『鳩子の海』で一部結城市が舞台となり、
結城紬の知名度が高まる。
1976年 技術保持者6名の認定解除
保持団体の認定に変更
171名で本場結城紬技術保持会設立
同会が重要無形文化財「結城紬」の
保持団体として認定
1977年 3月30日経済産業指定伝統工芸品承認
結城紬伝統工芸士認
(この年の認定者は染2名、絣くくり6名、織り6名)
1986年 栃木県伝統工芸品
1988年 茨城県郷土工芸品の指定を受ける
2004年 品質検査の際に重要無形文化財の指定要件を
満たしていない反物にも「重要無形文化財指定」証票が
不正交付されていたことが明らかになり文化庁が保存会に
改善を指導
2005年 6月3日分の検査合格品より全反物が
「重要無形文化財」表記のない証票へと変更
2010年 ユネスコ無形文化遺産リストに登録。
2014年 小山市市職員「紬織士」の採用制度開始
絹100%
長さ:約13.6m
内巾:約38cm(最長裄丈約72cm 袖巾肩巾36cm)
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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