【 仕入れ担当 中村より 】
冴える彩り、シャリッとした地風。
それだけでもって涼の風情あふれる夏の縞大島地に…
センス良いデザインが染め出された夏の逸品をご紹介いたします!
大島特有のさらりとした肌触りに、夏物特有の軽やかな質感。
肌に軽い着心地は一度手を通されるとやみつきになることでしょう。
ムガシルク使用の希少品を仕入れてまいりました。
今回は「江戸紅型」の諸紙布八寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
お値打ちにお届けさせていただきますので
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
[着物]
まるで磨りガラスのようなやわらかな透け感をもたせた絹地。
地色は灰色に染めこんで、
ムガシルクがふんわりとした質感を生み出しています。
大人の女性の現代的でシンプルな和姿にぜひどうぞ。
[帯]
透け感のあるざっくりとした帯地。
紙布の風合い豊かなその帯地は白を基調にして、
返し部分は若緑色で唐花模様を表現して
意匠には青や緑、黄色などの色彩で華襷紋を表現しました。
【 江戸紅型について 】
顔料を用いる琉球紅型(本紅型)とは異なり、
型で染料を挿す型染め技法。
琉球紅型は顔料を使うため、色鮮やかで
ハッキリした発色になるが、江戸紅型は
ニュアンスの調整が可能な染料を用いるため
顔料とは異なるやわらかな表情とシックな
色表現が可能となった。
【 紙布について 】
紙布とは、和紙を細く切り撚りをかけ、
横糸として織った布をいい、
この諸紙布とは、経糸緯糸ともに紙糸を用い
一本一本丁寧に織った紙糸だけでできているものをいいます。
【 ムガ蚕について 】
インド東北部の州アッサムに生息する蚕で、
ホオノキ、木蓮などの葉を食べながら成長し、
黄金色の繭を紡ぐ。
アッサムの養蚕の内訳はムガ蚕65%、エリ蚕25%、
家蚕(普通の蚕)8%、タッサー蚕2%。
季節によって繭の質が異なるため商品価値のある
繭が採れるのは年のうち数ヶ月で通常の絹の0.5%
しか取れないため大変高価な糸である。
ムガ蚕の繊維の太さは4.5デニール程度。
他の絹に比べて汗や水分を吸収しにくいが、
ハリがあり、シルクの中でも特に軽く強いという
特性を持っており、古代から王衣や芸術品に用いられた。
別名「ゴールデンシルク」「シルクの宝石」とも。
ムガ蚕の繭からは生糸の他、ギッチャ糸(出殻繭から紡がれる糸)、
カティア糸(繰糸クズから紡がれる糸)なども取れる。
[着物]
絹100%
長さ約12.3m 内巾36.5cm(最大裄丈約69cm)
本場大島紬織物協同組合の証紙がついております。
[帯]
紙100% 長さ約3.6~3.9m(お仕立て上がり時)
柄付け:全通柄
お仕立て時たれ先は無地がおすすめです。
◆最適な着用時期 6月~8月の夏前単衣・盛夏頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 観劇、コンサート、行楽、街着など。
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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