商品番号:1500259
【 仕入れ担当 田渕より 】
享保18年(1733年)初代 金谷安部兵衛が創業し、
それから280年余り…
当代で8代目を迎え、長い時間を染めひと筋に歩んできた、
「工芸キモノ 野口」。
見惚れるこの風格。
みつめるだけで、心満たされて…
素晴らしいひと品に出会うことができました。
野口家に伝わる古き良き時代の名品丸帯の意匠を現代に復刻した、
時代を経ても変わることなき、美の結晶のような作品でございます。
どうぞお手元でその美しさをご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
さらりしゃりり。
軽やかに織りなされた漆黒の帯地。
微かな透け感を備え、袷から単衣にもお勧めの地風でございます。
その地に施されたふっくらと凹凸豊かな刺繍のあしらい。
しだれる藤花はたわわに、白菊はこの上ない風雅を、
そして、抑えたつやめきの金糸をしたがえた舟文が、実に印象的に。
お柄のすべて、ひとところも余すところなく、
すべてのものが刺繍にて表現されているのです。
手刺繍でこそないものの、まず他にはない表現でございます。
お柄付けはたっぷりと長くとられておりますので、
お太鼓の出し方によっても、その表情は変化いたします。
晴れやかなお席に…
この上ない、という言葉がまさに似合うような、
すばらしい帯姿をお楽しみください。
本物の風格を…
大切に、心を込めてお届けいたします。
【 工芸キモノ 野口について 】
「美しいキモノ」や、「きものサロン」。
きもの好きのバイブル2大誌に、毎号必ず掲載される逸品もんやさん…
それが、≪工芸キモノ・野口≫さんです。
有名きもの研究家やスタイリストさんも野口さんのお品を多く推奨されており、
この繊細なタッチに見覚えのある方も多くいらっしゃることと思います。
お手元に何かきもの雑誌がございましたら、是非少し探してみてください。
いいな、と思う作品の横に添えられた、「創作 野口」の文字。
まさに、着物界を代表するセンスもんやさんとして知られております。
室町を毎日周っておりましても、野口さんのお品出会うことは、ほぼ皆無です。
きっちりと老舗の呉服屋さんにのみお品を卸しておられることで知られ、
そのこだわりは、その創作品をご覧いただければ一目瞭然。
生地にこだわり、技にこだわり、意匠にこだわり…
量産するということがございませんので創作数自体がかなり少なく、
また完全受注生産となっており、まず値崩れすることがございません。
【 工芸キモノ野口について 】
1733年(享保18年)創業
初代金谷安部兵衛が京・油小路四条上ルにて
呉服商を創業したのがはじまり。
当代で8代目を迎えた長い時間を染めひと筋に
歩んできた京友禅の老舗。
型友禅、糸目友禅、絞り、刺繍などの
技法を主としたモノづくりを続けている。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.4m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
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