商品番号:1494821
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【 仕入れ担当 田渕より 】
伊豆七島のひとつ、
八丈島の伝統工芸士・西條吉広氏によって草木染めされたお品。
本場手織り黄八丈、綾織市松の作品をご紹介致します。
証紙も完璧に残った完品は本当に稀。
二つとまったく同じ色はできないといわれる中の
まさに一期一会の彩り。
お目に止まりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
黄八丈らしいほのかに光沢感の地風。
刈安を用いた黄土色の地にはモアレのような市松を織りなして。
シンプルだからこそ伝わる、織の風情は…
味わい深く小粋な仕上がりとなっております。
手間ひまをかけてつくられたお品ですので、大事にお召しいただければ、
本当に長い年月を経ても変色することがなく、色の冴えを見せてくれます。
【 状態について 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
仕付け糸もついたままの美品でお手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 黄八丈について 】
その歴史は古く、室町時代から貢絹の歴史があります。
徳川時代には将軍家の御用品となり、大名や高官、御殿女中に用いられ、
今何かと注目される「大奥」をも風靡しております。
徳川の中期以後、染織の技術が進み、黄・樺・黒の三色を組み合わせた
竪縞・格子縞が織られるようになり、現在に至るまで何百年もの
継承がなされております。
黄は刈安、樺はまだみの樹皮、黒は椎の樹皮と、全て植物性の天然染色で、
数十回の染めを繰り返し表現される奥行きの色彩。色をとめるのに、
黄・樺は木灰を使い、黒は泥土を用いて直射日光で乾燥させます。
まさに、自然の恵みと織り手さんの匠の技の結晶のような織物です。
そして、糸染だけではなく、織にも特徴がございます。
黄八丈の織は「平織」のものと「綾織」のものがございます。
平織はその名の通り、経(たて)糸と緯(よこ)糸を
一本おきに交差させる最も基本的な織り方。
綾織は組織り点が斜めの方向に連続し、斜線状をなす織り方。
別名、斜文織(しゃもんおり)と呼ばれ、黄八丈独特の
めかご・風通くずし・たつみあや・太郎左衛門・一松(市松)・
ひしあや(菱綾)・杉綾・まるまなこ・よせあや・片あや・足高貴(あしごうき)
と呼ばれる織技法が存在しております。
【 黄八丈について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年10月14日指定)
八丈島に伝わる草木染めの絹織物
その歴史は古く800年以前から納税品として納められ、
八丈島の名は「八丈織」から取られたとも言われる。
現在では後継者が少なく、黄八丈技術保存会が発足され
その技術者の保護にあたっている。
代表格である黄色の黄八丈の他に、黒を主にした
「黒八丈」、樺色を主とした「鳶八丈(とびはちじょう)」
がある。「ふしづけ」や「あくつけ」、「泥つけ」と
呼ばれる染めが特徴的で、糸染めに使う色は八丈刈安
(学名:コブナグサ)の黄、マダミ(学名:タブの木)の樺、
椎の木と泥染めを用いた黒の三色が主だった色で、八丈島の
厳しい自然の中で得られる染料が三色に限られた事に由来する。
製織には地機(じばた)が使われたが、現在はほぼ
高機(たかはた)による製織である。
伝統的な技術・技法
・先染めの平織り又は綾織りとする。
・よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる。
・染色は、手作業による浸染とする。
※この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又は
シイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
他の地方で織られた類似品に米沢八丈、秋田八丈がある。
孤島で織られる着物好きの終着点。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:黄土色
※ガード加工済み
身丈(背より) | 151cm (適応身長156cm~146cm) (3尺9寸9分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 48cm(1尺2寸7分) |
前巾 | 26cm(6寸9分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お出かけ、お食事など
◆合わせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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