商品番号:1493563
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
『てしごと』の極み、人間国宝【 故:小宮康孝 】氏の
型によって創作された、特選江戸小紋のご紹介です。
康孝氏らしいデザインのお品で、お稽古からおでかけなど
カジュアルシーンに重宝していただける事でしょう。
また、残念ながら 2017年10月24日に康孝氏は
逝去されましたため、お品は現存する限りでございますので
お探しの方におすすめでございます。
【 お色柄 】
さらりとした質感のやや重めの目方の縮緬地に
潤朱(うるみしゅ:くすみのやや濁った朱色)と
オフホワイトのみの配色で、ごくごく小さな
桜の花弁が一面に染めあしらわれております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに締め跡、たたみジワがある程度で、すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 小宮康孝(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年・享年 】
1925年 11月12日生
1978年 重要無形文化財「江戸小紋」の保持者に認定
2017年 10月24日没、91歳
人間国宝であった父、小宮康助について修業、
古型紙の収集研究によって、伝統的な小紋型の
復元につとめ、江戸時代から伝わる技術を研究、
継承し手仕事の染として現代まで伝わる基礎を
築いた。
1978年には父・康助についで重要無形文化財「江戸小紋」
技術保持者(人間国宝)に認定され、1985年には第1回
東京都文化賞、1988年には紫綬褒章を受賞。
手がけた小紋柄は100種類以上にものぼり、「花鳥風月」
「大根」「傘」「亀」「小桜」「煙草入れ」など
多種多様な柄がある。
【 経歴 】
1925年 東京市浅草区象潟町に、父康助の次男として生まれる
1938年 葛飾区立尋常小学校卒業、父康助のもとで修業を始める
1942年 関東工科の電機科(定時制)に通う
1945年 戦災で住居板場を失う
1947年 板場を再建する
1950年 今まで使ってきた合成染料を見直し質の良い染料に切り替える
1960年 第7回伝統工芸展 江戸小紋「蔦」初入選
1963年 日本工芸会正会員となる
1967年 和紙の研究開始
1977年 日本橋三越にて「小紋百柄展」開催
1978年 重要無形文化財江戸小紋技術保持者に認定
1988年 東京都近代美術館工芸館「ゆかたよみがえる展」 開催
1997年 第4回かいつしかゆかりの美術家展
「江戸小紋小宮康助・康孝・康正三代展」開催
1998年 勲四等旭日小綬章受章
2001年 東京都名誉都民となる
2011年 葛飾区天文の博物館にて「小宮家のわざと人」 展開
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆八掛の色:潤朱・扇に斧柄
◆紋:抜き紋1つ『中陰桔梗』
※衿ホックなし(引き紐タイプ)
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
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裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66.5cm(1尺7寸6分) 袖巾34cm(9寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 袋帯、名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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