商品番号:1485992
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【 仕入れ担当 中村より 】
ふわり繊細な織の面持ち。
凛とした雰囲気を纏う良き一枚。
今回ご紹介のお品は、六條ゆきやま、塩沢紬のおきものです。
弊社でもご紹介は数度のみ…希少な作品でございます。
雑誌「美しいキモノ」にも取り上げられております、
東京友禅の名門、菱一さん別織の一枚です。
残念ながら2019年に会社を解散され、
いわゆる”お誂え”のお品はもう世に生み出されません。
銀座の専門店の目の肥えた方々を納得させる上質感とセンス、それが菱一の原点。
熱いファンのお方もたくさんおられることと存じます。
その織の美しさをじっくりとご覧くださいませ。
【 お色柄 】
品の良い、冨合濃紺色を基調にしました。
意匠には十字絣と亀甲絣にて斜段模様を表現しております。
洗練されたお色目と爽やかな着心地、
多くのきものファンに愛され続けてきた塩沢紬。
シンプルな面持ちは、個性的な染め帯から素材感のある自然布の帯など、
自由自在にコーディネートを楽しんでいただけることと存じます。
【 塩沢紬について 】
古くから織物の産地として知られている新潟県の塩沢地方。
そんな塩沢から有名な本塩沢ではなく、塩沢紬のご紹介です。
塩沢紬は経糸に生糸と玉繭糸、緯糸に手紡真綿糸を使用しており、
真綿特有の柔らかさもありながら、生糸の独特の上品さも合わせ持った紬でございます。
生産数が非常に少なく、希少なお品でもあります。
【 本塩沢(塩沢お召し) について 】
産地:新潟県南魚沼市
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年12月15日指定)
本塩沢の証紙は塩沢織物工業組合(現加盟織元9社)
によって管理される。
・技術又は技法
一、先染の平織
一、たて糸の絣と、よこ糸の絣とを手作業により
柄合せし、絣模様を織り出す
一、地糸に使用するよこ糸は、米糊、蕨糊、布糊を用いる事
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
一、絣糸の染色法は「手括り」・「手摺り込み」
「板締め」又は「型紙捺染」による事
一、シボ出しは「湯もみ」による事
本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に
塩沢産地の代表的な伝統織物。
起源は寛文年間(1661年~72年)に堀次郎将俊による
強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物の考案、
近郷の婦女子に伝えた事が始まりとされる。
越後に伝わった縮織(明石ちぢみ)の手法を取り入れた
小千谷縮をもとに、その技術を絹に展開、さらに結城紬や
西陣お召の技術も吸収しながら現在に至るハイブリッドな織物。
右に撚った糸(S撚り)と左に撚った糸(Z撚り)を
交互に組合せ、湯もみすることによりシボが生まれる。
強く撚られた糸が戻ろうとする力が独自の凹凸を生み出している。
凹凸は肌への接触面積を減らし、さらっとした感触となるため
単衣の時期により好まれる。
絹100%
長さ約12.1m 内巾約36.5cm(裄最長約69cm)
塩沢織物工業協同組合の証が付いております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、お稽古事、街着、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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