商品番号:1482132
(税込)
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本商品は袋帯単品での販売です。
画像でコーディネート例をご紹介しております。
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新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
【仕入れ担当 吉岡より】
「美しいキモノ」にも毎号掲載されているおなじみの【長嶋成織物】より。
本品は数ある【ながしま帯】ブランドの帯の中でもハイクラスの“瀞金錦”の作品。
今作は、ご存知、「上村松篁(うえむらしょうこう)」氏の『冠鶴図』をモチーフとして制作されました。
西陣の老舗が伝統の織り技法にて、日本画を細緻に表現した贅沢な一条…
お探しの方もたくさんいらっしゃることと思います!
黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地などに。
どちらに出られても恥ずかしくない、素晴らしいコーディネートをお楽しみください。
なかなか巡り合うことのできない作品につき、お早めにご検討くださいませ!
【色・柄】
高雅なつやめきを放つ本金箔地。
お柄には、凛と立つ「冠鶴」模様が織りなされました。
ひと目見て思わず息をのむような、風格あふれる作品でございます。
磨きぬかれた感性、卓越された技術、まさに正統派。
西陣匠ならではの完成度の高い世界と呼べましょう。
【商品の状態】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【瀞金錦について】
瀞金(とろきん)―
瀞金とは、漆芸に代表される蒔絵の技法のひとつ。
地漆に微細な金粉を密に巻き、漆をかけて塗り込めた後、
これを研ぎだすことでお柄を表現するものです。
漆独自のうるおいの中に見え隠れする金粉の幽玄な煌きは、
押し箔の絢爛とは異なった深い味わいを演出してくれる仕上がり。
この瀞金の表情を、本金箔を用い織物に再現したのが瀞金錦でございます。
【上村松篁氏について】
上村松園氏(近代美人画の大家)を母に持ち、
花鳥画という古典的なジャンル一筋に精進した松篁氏。
多彩なモチーフの選択、徹底した写生をもとにした制作態度には、
現代的な感覚が見てとれます。
戦後1948年(昭和23年)には、
在野の日本画団体≪創造美術≫の結成に参加するなど、
革新的な一面を持ちながらも、その表現は常に穏やかで、
どこか京都らしい細やかさに満ち満ちております。
<以下略歴>
1921年(大正10年)、
京都市立絵画専門学校に入学すると同時に西山翠嶂に師事。
画塾の青甲社に入塾する。
その後は帝展・日展で主に作品を発表したが、
1948年(昭和23年)に日展を離れ、
数名の画家と共に新団体≪創造美術≫を結成。
徹底した写実に基づく格調高い花鳥画を得意とし、多くの名作を残した。
1984年(昭和59年)文化勲章を受章。
【 長嶋成織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.114
1948年(昭和23年)創業
「ながしま帯」のブランドを有する京都・西陣屈指の
高級帯を製織する織元。
戦前より袱紗制作を生業としていたが、
1948年に長嶋成介が帯地製造を開始。
1975年に看板品とも言える、蒔絵技法の瀞金を
モチーフにした瀞金錦を開発。
瀞金箔、瀞本金箔、瀞銀、瀞銀錦、泥銀などの
商標登録および、織物の織幅調整方法の
特許を得ている。
精緻な織柄や繊細な色合いを出すため、
工房には2万5千色以上もの糸を保有しており、
イメージに合う糸がなければ新しい糸を追加する
徹底したものづくりの姿勢をつらぬいている。
【 沿革 】
1948年 創業 長嶋成介により帯地製造
1965年 帯地に於ける900ジャガード導入の先駆をなす
1966年 若松華瑶を旗頭とする願原荘の文様を手がける
1967年 重厚華麗な能衣、桃山調の製織に力を注ぐ
1975年 漆芸における蒔絵の技法より「瀞金」(どろきん)を開発
1976年 引箔に「瀞金箔」をもちいる
1984年 「瀞金箔」「瀞本金箔」が商標登録される
1985年 「瀞金」「泥金」が商標登録される
1986年 「瀞金錦」「瀞銀箔」「瀞本銀箔」が商標登録される
1987年 「瀞銀」「瀞銀錦」「泥銀」「天目箔」が商標登録される
1988年 「本金錦」が商標登録される
1989年 織物の織幅調整方法及びその装置と扇骨状筬で特許取得
1990年 「日本の名品」シリーズに着手
1994年 「ながしま帯」「長嶋成織物」が商標登録される
1995年 多丁杼力織機による縫取紋様における
色糸使用量の測定方法で特許取得
1996年 きもの事業部を発足し「瀞金友禅」「ながしま友禅」を開発
1997年 「翔鳳錦」が商標登録される
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.3m
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、付き添い、レセプションなど
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、紋付き色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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