商品番号:1560046
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
伝統を守る名匠、染匠【いち川】より…
逸品と呼ぶにふさわしい本手描京友禅の夏物訪問着のご紹介です。
色彩の妙、構図の妙、そして職人の技。
そのすべてが調和した仕上がりは、言葉を忘れるほどの美しさ。
細部に宿る丁寧な仕事に、思わず見惚れてしまう――。
まさに盛夏の装いを格別なものへと引き上げる、特選の一枚です。
昨今、本格的な京友禅の夏の礼装着はどんどんと数が少なくなっておりますので、
お探しの方もきっとおられることでしょう。
美しき一枚を…
どうぞお手元にて、心ゆくまでご堪能いただきたく存じます。
【 お色柄 】
サラリと風をはらむ、五泉の駒絽地。
軽やかな透け感に程よい張りを備え、
夏のきものにふさわしい上質な風合いを纏います。
澄んだ水色の地には、霞や流水が淡く浮かび、
鉄線・撫子・萩といった四季を彩る草花が気品豊かに描かれました。
淡彩の地色に鮮やかに映える色挿しは、まさに本物ならではの冴え。
裏まで通った染めの確かさに、金彩の縁取り、
そして要所に煌めく金駒刺繍がひときわの華やぎを添えています。
【 染匠市川について 】
京友禅の染匠
1946年(昭和21年)創業
1973年(昭和48年)設立
京都工芸染匠協同組合会員
京都染色美術協会会員
悉皆業にて創業。
糸目には柔らかい線で表現される糊糸目を主に、
友禅や金彩、刺繍などそれぞれに特殊な技法を
用い、職人の高度な技術を活かしたものづくりに徹している。
現在では数人しかいない、下絵の描かれた生地の上に
糊を置き、 先金をはずした筒や指を使って糊の厚みを
調整しながら糊だけで絵を作りあげていく「糊うたし」の
糊を置ける職人を抱えている。
現在は三代目の市川昌史が代表をつとめている。
■市川昌史
染匠市川代表
京都工芸染匠協同組合理事
京都工芸染匠協同組合青年部会員
京都染色美術協会会員
【 経歴 】
1976年 京都市に生まれる
1999年 同志社大学経済学部卒業
2005年 (株)雅染匠にて修行
2007年 染匠市川(株)に入社
2014年 取締役に就任
2016年 代表取締役社長に就任現在に至る
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たち切り身丈178cm 内巾36cm(最長裄丈約68cmまで 最長袖巾肩巾34cmまで)
白生地には、新潟県五泉市の駒絽地を使用しております。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 結婚式・披露宴、式典、お付き添い、パーティー、食事会、観劇、音楽鑑賞など
◆あわせる帯 夏袋帯、絽綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解き手のし6,050円+絽衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)