商品番号:1558462
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
その豊かな風合いとしなやかな締め心地は、
通好みの帯として高く評価されています。
紅花や草木染めで知られる、米沢織の名門・齋英織物より…
希少な栗繭糸を用いた八寸名古屋帯が届きました。
素材本来の力強さと洗練されたデザインが共存するひと品。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
やや地厚な、ざっくりとした織味。
黒色や藍の濃淡を用いて大きな市松模様を織りなして。
繊細な色糸が微細な光を含むように経緯に走り、
控えめに混じり合って奥行きを生み出しています。
節のある栗繭糸がもたらす自然な凹凸感が、織地に柔らかな陰影を与え、
無地感覚ながらも存在感のある仕上がりです。
抑えた配色と、手仕事の温もりが光る栗繭の質感。
装いに静かな深みを添える一条として、長く手元に置きたいひと品です。
【 米沢紬(米沢織)について 】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。
1601年(慶長六年)藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧(あおそ)や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。
現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる着物 小紋、織の着物など