商品番号:1558256
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
織物通の夏の憧れ…越後上布。
その希少性は、ご説明申し上げるまでもないことでしょう。
ご存知の方であれば、きっと驚かれることと思います…
重要無形文化財の越後上布の一枚。
なんと今回ご紹介のお品は、
ありそうで出会えなかった無地の一枚。
そもそも糸つくりに膨大な時間がかかるため、
基本的に無地は製作がされません。
その糸を使用して、絣作品を製作された方が価値がさらにあがるためです。
それ故に絣物よりも出会うことが難しい無地の一枚。
年間の生産数数反にまで落ち込んでしまった希少な夏の工芸品です。
ようやく出会うことができました。
どうか、この一期一会の機会に最高級の夏衣をお召しくださいませ。
【 お色柄 】
極細の手績みの苧麻。
これ以上の夏着物は存在しないでしょう。
ナチュラルな麻の素材感をご堪能頂ける生地は、
自然な生成りの無地で織りなされて。
本当に素敵な着物美を楽しんでいただけることと思います。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちにお召しくださいませ!
【 重要無形文化財 越後上布 について 】
産地:新潟県魚沼地方
重要無形文化財総合指定第1号
ユネスコ世界無形文化遺産指定
現在では新潟県南魚沼市、小千谷市を中心に生産される
苧麻(ちょま、からむし)を原料とする織物
新潟県魚沼地方では、湿度の高い雪国の自然環境、
風土が麻織物の生産に適していたため、古来より
農閑期の冬仕事として、受け継がれており、
その歴史は非常に古く、1200年前の奈良時代
天平年間に織られた麻布が正倉院の宝物として
保存されている。
江戸時代には幕府御用となり、天明から文化期の
最盛期には 年間20万反もの生産高に及ぶ
一大産業であった。
明治時代以降は近代化とともに工業化が進み
古来からの 形態で生産される製品が激減。
貴重な技術を絶やさぬため、小千谷と塩沢の
両産地によって技術保存協会が設立。
後、1955年(昭和30年)5月12日に
国の重要無形文化財総合指定第1号に指定された。
また、2009年(平成21年)9月30日に、
ユネスコ(国際連合教育科学文化 機関)の
無形文化遺産に登録。
日本の染織技術としては第一号となる。
越後上布の素材である糸は、まず苧殻を抜き、
上布の原料となる皮の肉質をそぎ落として
繊維だけを取り、それを爪と指先で裂いて
より合わせてつくる。
緯糸は一反分を仕上げるのに約3ヶ月、
経糸は7ヶ月かかる。
糸作りのできる職人が減り、現在重要無形文化財の
認定を受ける「越後上布」の年間生産反数は
ごくわずかとなった。
越後上布・小千谷縮布の重要無形文化財指定要件は下記
一、すべて苧麻を手績みした糸を使用すること
一、絣模様をつける場合は手くびりによること
一、いざり機で織ること
一、しぼとりをする場合は湯もみ、足ぶみによること
一、さらしは雪晒しによること
麻100% 経、緯糸とも青芋の手積み
裏地:麻
重要無形文化財確認証紙がついております。
居敷当てあり・背伏せなし
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
---|---|
裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 48.5cm(1尺2寸8分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、行楽、お食事会、ショッピング、街着、ランチなど
◆合わせる帯 芭蕉布、自然布系の名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。