商品番号:1556727
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
時の移ろいを静かに受けとめるような、深みある色彩と織りの表情。
静謐な美しさ漂う…
250年以上も続く超有名老舗帯屋さんから独立して、
独自に新たな帯や着物を制作されている名機屋、
織紫苑による経錦御召のご紹介です。
見るほどに奥行きを増し、装う人の内に秘めた風格をそっと引き立て、
そこには流行を超えた意匠と、職人の繊細な感性が息づいています。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
肌にさらりとやわらかな風合い…
青みを含んだ墨紫色を基調として、意匠には葉文が一面に広がり、
まるで帳が静かに降りたような幻想的な趣。
古典の趣を残しながらもどこかモダンな印象に。
絹の光沢が控えめに浮かび上がり、知的で洗練された風情を漂わせます。
季節を問わず、しっとりと落ち着いた装いを叶える御召。
控えめな中に奥行きと風格を湛え、格高いお出掛けや観劇などにも相応しい佇まいです。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:濃鼠色
※ガード加工済み
身丈(背より) | 152cm (適応身長157cm~147cm) (4尺0寸1分) |
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裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 48.5cm(1尺2寸8分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 31cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm(1尺8寸3分) 袖巾35.5cm(9寸4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。