商品番号:1556264
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
今では本当に少なくなりました。
夏物自体の制作数が少なくなっているいま現在、
特に少ないのは手加工のお品。
本品のような手間のかかる小紋ともなればなおさら数はございません。
手描きによって12m染め上げるという時間のかかる一枚。
信頼のおける京の工芸染匠の作品でございます。
そのセンスに間違いはございません。
バイヤーが厳選して、
特に良きお色柄の一枚を仕入れて参りました。
他にはない夏の上等小紋です。
今回は西陣の名門、都(みやこ)の絽綴れ八寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
稀少な逸品京友禅どうぞお見逃し無く!
【 色柄 】
[着物]
サラリと軽やかな五泉市の江口ブランドの竪絽地。
軽やかな透け感とサラリとした肌心地のよい上質生地です。
良い生地とは染料の吸い込みが違うもの…
極上の絹布に極上の友禅によって、華やぎ溢れる花模様を描きました。
地色は爽やかな水色を基調にして、
意匠には、オレンジ色を使った千鳥の意匠を飛び柄で施しまた。
地色に映える落ち着いた色彩にて飛び柄で表された一枚。
この構図と彩りにこそ、染匠のこだわりが感じられる抜群の仕上がりです。
色挿しに構図、どれを見てもその素晴らしい仕上がりには、思わず言葉を失います。
細部に渡り、まるで見惚れてしまうほどの美しさを兼ね備えた一枚です。
[帯]
爽やかな白色の絽地を基調に、
鮮やかな色彩で、
花火のような菊の花意匠が込められました。
すっきりと織り出された、情緒を感じさせる意匠。
さりげなく箔糸を織り交ぜながら丁寧な手織りで表現されました。
名古屋帯ですが、綴れ地の帯はお柄次第では
フォーマルにも結んでいただけます。
金銀の彩りでまとめたお品ですので、
単衣から夏の訪問着、付け下げ、色無地にあわせて
涼感ただよう和姿をお楽しみくださいませ。
【 櫛織(くしおり)】
織物は基本、経糸(たていと)をはって緯糸(よこいと)を往復させ、筬(おさ)で打ち込むことによって織り上げられていきます。
偏に『織り』と申しましてもさまざま。結城紬は筬の変わりに篦(へら)で打ち込み、櫛織は「筬」、「篦」の変わりに「櫛」を用いて、手で緯糸を打ち込んでいきます。
【 西陣 都(みやこ)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.385
1939年(昭和14年)創業
手がける帯はフォーマル帯はもちろん、
身に着ける人の魅力を際立たせるお洒落もの、
涼やかな夏帯、カジュアルな日常着と幅は広く、
「どんなシーンでも、自分らしい着こなしが
愉しい織物を創り続ける」をモットーに
ものづくりをされている機屋。
1945年にはつづれ織のジャガード化に成功
西陣で初めて紋紙を使用した生地の紋綴八寸を
主力に、絽綴八寸、まりま綴八寸を開発。
1960年(昭和35年)頃より紬袋なごや帯を開発、
西陣の袋なごや帯の老舗として名声得た後、
カジュアルを中心としたものづくりから、錦袋帯等に
比重を置き、唐俑箔や四季彩などの人気ブランド
シリーズを展開した。
【 染匠について 】
昔ながらの手染めにこだわり、よき友禅の加工、ハイセンスな
デザインの専門店向けの逸品ばかりを創作されている、
京の工芸染匠のお品でございます。
丁寧な仕事、構図の美しさ、色彩感覚。
匠の洗練されたセンス、確かな技術がダイレクトに伝わって参ります。
染元のお名前は伏せさせて頂いております。
お気になられる方はお気軽にメール・お電話でお問い合わせ下さいませ。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
[着物]
絹100%
長さ約12.5m 内巾36.5cm(裄69cmまで)
白生地には、五泉の江口ブランドの駒絽地を使用しております。
[帯]
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
手織:中国自社工房 糸染:西陣都謹製
太鼓柄
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など。
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
※刺繍・絞り加工がされている商品の場合は【湯のし1,650円→手のし3,300円】に変更となります。