商品番号:1550453
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
滅多と見かけない、
本場南風原花織による夏着尺のご紹介です!
夏の花織自体、ご紹介の機会が少なく、
袷物と変わらない生糸を用いた絽の組織を込めた夏物ですと
比較的ご紹介はございますが、
本品は壁上布のようなシャリ感と透け感を持たせた駒糸を用いた一品。
織難がでやすく織子さんからも敬遠されがちで、
滅多とご紹介の機会がございません!
一見、シンプルに見えますが
少し織りの世界に詳しい方でしたら
そのさりげなさの中に、複雑な花綜絖と杼を通す難しさ、
織り手の誠実さや根気強さをすぐに感じ取っていただけることでしょう。
帯合わせもしやすいデザインながら、
他とは一線を画す、上質な和姿を演出してくれます。
一点限り、特別買い付けした作品です!
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
シャリ感と涼感を備えたややくすんだ薄灰水色の地。
薄白緑や杜若色、薄縹などの彩りの横段が浮かぶその地一面に、
花織の意匠を織り上げました。
手にしていただければ、思わずため息こぼれる細やかな織り美に、
そのすばらしさをひと目でおわかりいただけましょう。
織り手の技と、独特の尊さ、気高さ、美しさ。
まずはじっくりとご覧いただきたく思います。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ12.5m、内巾39cm(最大裄丈約74cm、最大袖巾約37cm)
◆最適な着用時期 5月下旬~9月下旬の盛夏・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、食事会、街着、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。